怪我.M▼ ページ19
side.M
某レギュラー番組の収録前。
俺が楽屋に着くと相葉くん以外の3人が既に到着しており、ニノはイヤホンをしながらゲーム、翔さんは分厚い台本を読み込んでいる。
そして、リーダーは何故か翔さんの隣でその台本を一緒に見ていた。
「おはよー」
「おぉ、おはよう松潤」
「なに、今年はリーダーも一緒にやんの？」
「いや大野さんには絶対無理ですよ」
大野さんが一緒に見ていた〈翔さんの台本〉は、夏の音楽特番のもの。
紅白まではいかないものの、頭が痛くなりそうな分厚いその台本を真剣に読んでいる翔さん。
「今年も感想聞かれるんじゃない？」
「それが一番の見所だかんな」
「いやいや。それが一番の見所って」
「あんまり調子乗ってると怒られますよ」
口角を上げてちょっと嬉しそうに言うリーダーを、ニノと2人軽くあしらって、衣装に着替える。
着替えを終えて軽く談笑していると、息を切らせた相葉くんが楽屋入り。
「ごめん。遅くなった」
額に薄らと浮かぶ汗。
よっぽど時間が厳しかったのだろう。
「大丈夫？汗かいてんじゃん」
台本から顔を上げて心配する翔さんに、
相葉くんは
「いやー全然大丈夫！それより焦った。ホントに遅れるかと思った」
と言って、テーブルに置いてあるペットボトルに手を伸ばした。
幸いまだ時間には余裕がある。
相葉くんに着替えとメイクに行くよう促して収録が始まるのを待つ。
・
毎回、本番になるまで分からないゲスト。
対戦チームは分かっているのに、俺達の味方であるプラスワンゲストが分からないというのは慣れることなく案外毎回ドキドキするものだ。
そして、今日のゲストは俺達と初めて絡むタレントさんだった。
きっと俺が、その人がゲストだと知って、胸騒ぎがしたのは偶然ではなかったのだろう。
予想に反し、順調に進んでいく収録。
しかし事件が起きたのは、
終盤に差し掛かった頃だった。
残すゲームはキッキングスナイパーと最終対決の2つで、現状は相手チームが大幅にリードしていた。
1stゾーンが俺とニノ。
2ndゾーンにゲストさんとリーダー。
そして最終の3rdゾーンに翔さんと相葉くん。
という編成だった。
ゲーム開始前のトークタイム。
ゲストさんが得意だというダンスを披露する事になった。そして、ダンスと言えばのリーダーも参戦して披露することに。
そこで、1stゾーンの俺とニノが一度、下に降りることになったのだが、そこでニノがふらっとバランスを崩した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嵐LOVE - こんばんは。こちらの方の更新も待ってます。 (2021年10月7日 21時) (
レス) id: a1f8b535b7 (このIDを非表示/違反報告)
嵐LOVE - リクエストです。リアル設定で相葉ちゃんが便秘になってしまうお話をお願いしたいです！ (2021年9月25日 22時) (レス) id: ee46b7a234 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - はじめまして！楽しく読ませてもらっています😆潤くんが寝不足と過労で倒れてしまうお話が読んでみたいです！お時間があればよろしくお願いします🙇 (2021年9月25日 19時) (レス) id: 02c62ba3b2 (このIDを非表示/違反報告)
未翔(プロフ) - あいさん» ご希望に添えていたのなら幸いです。いつもリクエストをして頂き、また読んで下さってありがとうございます！！ (2021年9月25日 13時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
未翔(プロフ) - かなさん» いえいえ、私の力不足というところもありまして。リクエスト通りに出来ず申し訳ありません🙇⋱ (2021年9月25日 13時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：未翔
| 作成日時：2021年9月21日 15時
