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side.S
見えたんだ。
落ちた瞬間に顔を歪めたのが。
その瞬間に悟った。
あーやっちゃったんだな、って。
その時は右か左かなんて分からなかった。
恐らく足だろうっていう事しか。
大野さんとゲストさんのダンスを終えて、
ゲームスタート。
交互に蹴るのは俺達の中でも決まり。
ジャンケンの結果先に蹴るのは相葉くん。
そして、チラリと横目で確認すると
どうやら先に蹴るのは松潤らしい。
最初はいつもと変わらないように見えた。
けれど、途中で気付いた。
蹴るたびに落ちた時と同じ、苦痛の表情を浮かべていることに。
まさか、怪我した方で蹴ってるとか？
いや、そんな無茶はしないか。
「しょーちゃん」
「ん？」
「次、来ちゃうよ」
松潤を見過ぎて、
隣の相葉くんに小声で注意される始末。
結果、俺の得点はなかなか悲惨なことなった。そして、相葉くんは必死にやってくれたのだが、いつも通りの全力空振りとなった。
大野さんとニノがパーフェクトを1つずつ出して、点差は少し縮まった。
セット転換の為、一度スタジオを出る。
俺は前を歩くニノの腕を軽くつついた。
「ん？どしたの翔ちゃん」
「いや、さっき落ちた時怪我してないかなぁと思って」
「んいや、してないけど」
「そっか。なら良かった」
けれど、なら良かった、と言った表情が分かりやすかったのか、不思議そうに俺を見つめるニノ。
「潤くんのこと？」
「……そう」
「ごめん、気付かなかった。スタッフには話通しておくから潤くんのことお願いしていい？」
「おぉ」
さすが、話が早い。
すぐさまスタッフの所へ向かうニノとは反対に、少し後ろを歩いている松潤を見つけて、その腕を掴んだ。
・
考えている事はだいたい分かっているつもりでいた。だからこそ、右足で蹴ったことには驚いた。
逆で蹴ったとしても、ゲストの人にも対戦チームの人にもバレなかったはず。
それを、わざわざ痛みを堪えて右で蹴ったのは俺達に気付かれないようにするため、としか考えられなかった。
「……ご、めん」
背中を丸めて、
そう謝る松潤を連れて医務室に向かう。
俺にバレたせいか、無理に歩こうとするのは止めたようで、ひょこひょこと歩く。
そっと肩を組んで、
歩きづらそうにする彼の身体を支えた。
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嵐LOVE - こんばんは。こちらの方の更新も待ってます。 (2021年10月7日 21時) (
レス) id: a1f8b535b7 (このIDを非表示/違反報告)
嵐LOVE - リクエストです。リアル設定で相葉ちゃんが便秘になってしまうお話をお願いしたいです！ (2021年9月25日 22時) (レス) id: ee46b7a234 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - はじめまして！楽しく読ませてもらっています😆潤くんが寝不足と過労で倒れてしまうお話が読んでみたいです！お時間があればよろしくお願いします🙇 (2021年9月25日 19時) (レス) id: 02c62ba3b2 (このIDを非表示/違反報告)
未翔(プロフ) - あいさん» ご希望に添えていたのなら幸いです。いつもリクエストをして頂き、また読んで下さってありがとうございます！！ (2021年9月25日 13時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
未翔(プロフ) - かなさん» いえいえ、私の力不足というところもありまして。リクエスト通りに出来ず申し訳ありません🙇⋱ (2021年9月25日 13時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未翔
| 作成日時：2021年9月21日 15時
