それぞれの思い(中編3) ページ1
「平海!危ねぇ!」寧海が叫び、平海を押した。次の瞬間、ズドドーン!と大きな音がした。
「ト、トマホークか!!」寧海は言った。そして数秒後には、平海に弾丸が当たった。
「三式弾⁉すると撃った奴らは、、、!」
「大丈夫か‼お前ら!」
「赤城先輩、応援です!」吹雪が指さしながら言った。その指の先には、金剛型四姉妹と金剛代艦型戦艦、改・超大和型戦艦、第一・第二護衛艦隊、雲龍型航空母艦がいた。
「えぇ、雲龍姉に天城姉、それに葛城姉まで!」生駒が少し大きな声で言った。
「おぉ、よく来てくれた。生駒が平海・寧海兄弟を煽ってしまって。困った弟ですな。」信濃がコソコソと言った。
「本当。困ってるのよ。あなたに世話を頼もうかしら。」冗談半分に葛城が言った。
「それはちょっと困りますな。俺も大和と武蔵の弟ですが、ちゃんと補佐はしてますよ。」と言いながら艦載機を発艦させた。
「主砲、発射用意!撃てー!」尾張が指示をし、51糎砲や三式弾を一気に撃った。
「誰の計らいで来たのです⁉」平海は相変わらずの口調で言った。
「敷島殿の計らいだ!」イージス艦・こんごうが答えた。
「あの白髪首のジジイが!まぁ良い。一人残らずスクラップにしてやる!」寧海が大声で叫んだ。
「敷島殿が、お前の様な雑魚に、簡単に沈められると思うか⁉沈められないと1番分かっているのは、お前ではないのか?」
「えぇい、黙れぇ!」
「偵察小隊を着艦させろ。」伊吹が相手から見えないように左手を隠しながら手信号で伝えた。赤城と加賀はコクリと頷く。
「金剛!三式弾ぶち込んでやれ!あしたかはシースパローだ!」
「分かりーました。」と金剛、「了解!」とあしたか。
「シースパロー発射!」「主砲発射でーす!」と言い、発射した。不気味な砲声とジェット噴射音が戦場に響く。
「砲雷戦、開始!目標は寧海。太刀風と薙風はそれぞれ太刀と薙刀あるだろ。そいつで暴れてくれ。」峯風は三水戦と特一水戦(特殊第一水雷戦隊)に指示した。
「応よ、任しときぃ。久々の戦で暴れてぇ気分じゃ。存分に暴れさせてもらうぞ!」
「来いよ、このクソガキ共が...!」
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:伊吹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=sea
作成日時:2021年10月7日 0時