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今日初めて見た笑顔は生前の彼とよく似ていた。笑顔だけでなく、目の形や口の形、彼の面影がある。親子なのだから当たり前なのかもしれないが、彼同様、綺麗な顔立ちなのだ。
そんな彼のお母さんは私に1枚の便箋を渡すと、ジョングクがあなたへ書いた手紙みたいなの、そう言った。彼が私に手紙を？不思議に思いながらも受け取る。
｢あなたの話をするジョングクとっても幸せそうだったのよ？普段家では暗い顔か、怒った顔ばかりで...だからその時のジョングクの笑顔が見れて私も幸せな気持ちになれたの、Aちゃんのおかげね、ありがとう｣
『そんな、私の方こそ彼に笑顔にさせてもらってました。最後の最後...まで...』
｢...そう.....｣
『あの日何があったんですか...？』
苦虫を噛み潰したような表情をして、手に持っているハンカチを強く握る彼女は感情を鎮めているようにも剥き出しにしているようにも見えた。
｢...あの日、帰ってきたジョングクが部屋でその手紙を書いてたの、｣
▽
彼女は下で自分の作業をしている時、彼の父親が帰ってきたという。そしてその日は機嫌が悪かったのか、リビングに着いた瞬間イスを蹴飛ばした。
その音を聞いて急いで彼女を守るように来てくれたと言うジョングクに、お父さんは何度も見ているはずの彼の髪やピアスに文句を付け始めた。宥めるジョングクを視界から外すと、お前の教育のせいで、そう言い、彼女を責めたてた。
｢母さんは何も悪くないだろ｣
その言葉に怒ったお父さんはジョングクのことを殴ったという。その反動で倒れたジョングクに彼女は駆け寄り、やめてください！そう叫んだ。そして今度は彼女の髪の毛を掴んで馬乗りになり揺らしたり殴ったりしたそうだ。
お父さんは体格もよく、そんな人に、ましてや男の人に何度も殴られ彼女の意識は遠のいて言ったという。次に目を覚ました時、彼女が目にしたのは最悪な状況だった
｢あの子がね...頭から血を流してたのっ｣
床には割れた花瓶。流血なんて何度もあったのに、この時の血の量はすごかったと彼女は言う。それでも荒れ狂うお父さんを止めようと、取っ組み合いをしていた。起き上がろうとしても目眩がして上手く立ち上がることが出来ない彼女はまた絶望する。
再度お父さんが彼女に近づいてきたからだった
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Labia(プロフ) - １ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (
レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
１ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"（泣）更新楽しみにしてます…（泣） (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます！もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...！更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします！ (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります（泣）更新楽しみにしてます！ (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です！私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります！素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iris | 作成日時：2020年5月13日 6時
