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冬の温度は低かったが、泣くことで体温が上がり暖かく感じた。
『...私にも言わせて』
｢ん、いいよ｣
『っ...私と仲良くしてくれて、いろんな話してくれて』
｢うん｣
『アイスを一緒に食べてくれて、ありがとね...！』
｢ははっ、何言うかと思ったらアイスかよ。ってかそれ俺が誘ったし、逆にありがとうだわ｣
その後もお互いアホみたいにありがとうを言い合って、泣くのを我慢してるのかジョングクの鼻が赤くなってきたのを指摘すると、Aも同じだからな、そう言い返されてしまった。
『...本当に行っちゃうのね、寂しくなる』
｢まじで寂しくなったら電話でもいいからして｣
『じゃあ今しちゃおうかな』
｢バカか、今は目の前にいんじゃん。でも、これ以上遅くなるとご飯食い行く時間無くなるから一旦帰るか｣
よっこいせと立ち上がった彼に続いて私もつられて立つ。ふわりと柔軟剤の香りが鼻をかすめる。私はおもむろに彼の背中へと腕をまわした。彼はそれを驚くことなく返してくれる。今だけだから、そう口にして濡れたまつ毛が冷たいまま目を閉じた
『またお父さんのことでいろいろあったら言ってね、駆けつけるから』
｢...父さんとは今日で最後だからもう大丈夫だよ。そんなので駆けつけてこないで、もっと違う理由で来て欲しいわ｣
『どんな理由を付けて会いに行ってやろうかしら』
｢何となくだけでもいいけど？｣
『ふふ...そうさせてもらうね』
もどかしいこの距離がだんだんと気持ちのいい感覚に変わっていく。口に出さない好きの言葉はいらないのでは無いかと思ってしまう程だった。でも、いつか彼に'' 何となく''会いたくなり、会いに行った時、ちゃんと伝えようと思ったのだ。
その後駅で別れる時、また連絡すると話したっきり、彼から連絡が来ることはなかったのだった
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Labia(プロフ) - １ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (
レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
１ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"（泣）更新楽しみにしてます…（泣） (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます！もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...！更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします！ (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります（泣）更新楽しみにしてます！ (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です！私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります！素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iris | 作成日時：2020年5月13日 6時
