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広く静かなこの空間は理想の家だった。彼のお母さんが毎日掃除してこの状態を保っているのかと思うと尊敬しかない。普段親に頼りっきりの自分が情けなくなる。家に帰ったらお手伝いでもしてあげよう...。







「ごめん、見つからないから俺の部屋来てくれない?」


『いいけど、部屋って...』


「ん?...あぁ。大丈夫、何もしないよ」


『わかってるよ!』


「嘘だ、少しは期待したべ」


『してません〜』







彼に導かれるままリビングから出て階段を昇った。階段の隅にドライフラワーが所々置いてあり、細部まで綺麗だった。昇り奥の部屋へ案内される。彼の部屋はリビングよりシンプルだった。






『なんかもっとごちゃごちゃしてるもんだと思ってた』


「どんな偏見だよ。Aはベットの下と机の中探して」


『はいはい。じゃ、失礼しまーす』







ジョングクがクローゼットの中を探し始めたと同時に私は恐れながらベットの下を覗かせてもらった。綺麗に収納された服が引き出し型になってる中に入っている。もちろんそこには下着とか入ってるわけで、ねぇいいの?本当にここ見て、と言うと、顔を赤くして、馬鹿そこじゃねえ!とその隣のスペースを指さされてしまった







『ごめんごめん。こっちね!』








指定された場所を探してると、私たちが探し求めていた色んな種類が入ってる花火が出てきた。見つかったよ!と教える前に奥に入り込んでいた写真を見つけて取り出した。







『ジョングク、写真見つけたよ』


「表見ないで」


『え?』


「その写真見たら呪われるから隠してたのに。見つけちゃったの?かして」


『呪われてるって、まさかぁ...あ、』







そう言うと素早く私から写真を取り後ろに隠してしまった。そんなに怖い物なのだろうか。お祓いに出した方がいいのではと思ったが、花火あったよ!と伝えると、じゃあ行こ、といつも通りの顔で言ったのだった






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Labia(プロフ) - 1ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"(泣)更新楽しみにしてます…(泣) (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます!もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...!更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします! (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります(泣)更新楽しみにしてます! (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です!私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります!素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:iris | 作成日時:2020年5月13日 6時

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