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まだ誰にも言ってないんだけどさって、誰にも聞こえないように話すジョングクを見るのは難しいことだった。上を向くとバレてしまう、下を向いたら落ちてしまいそうになるそれは真正面を見続ける私の瞳の中で行き場をなくし、広がり視界を滲ませていった
｢でも辞めるのは12月だからさ、まだ十分期間あるだろ？｣
今何月だと思ってるの、10月だよ。あと2ヶ月しかないじゃない...。ただの友人が1人、ここを離れるだけだと言うのに数ヵ月後にはもう一生会えない気がして握りしめた拳が痛かった
｢12月なら花火大会も行けるし、｣
『花火大会は1月開催よ...』
｢え...この前のポスターに12月1日って書かれてなかった！？｣
『1月21日！』
最悪と上から聞こえて、花火を一緒に見れない事よりもジョングクがいなくなる方が私は辛いのよと思いながらもそれは言えなかった。でも彼は約束したしなーとしばらく考えたあと、大きい声で、あ、そうだ！と言った
｢俺が辞める前に2人で花火しようよ｣
『手持ち花火ってこと？』
｢うん。あの花火大会、行けそうに無いから...｣
『.....いいよ、じゃあ、はい』
しょうがないか、と小指を出せば彼も戸惑いながら絡める。約束ねと言った自分は鼻声で、それを聞いたジョングクは焦った表情で私の肩を掴んだ。いきなりの衝撃によろけながらもその場に留まる。廊下で私たちは他の生徒から少し注目の的だった
『な、なに、』
｢...早く泣き止んで｣
『.....』
｢...Aが泣いてるの見ると苦しい、から、｣
私が泣いてる事により喧嘩だと思ったのか周りは、どうしたものかと右往左往している。そんなんじゃないのに。制服のブレザーがジョングクに掴まれてることによって擦れる音がした。私を泣かせたのは彼なのに、泣き止めだなんて勝手な人ね
『なら泣き止ませてよ、私のこと』
だから意地悪をしたのだった
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Labia(プロフ) - １ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (
レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
１ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"（泣）更新楽しみにしてます…（泣） (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます！もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...！更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします！ (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります（泣）更新楽しみにしてます！ (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です！私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります！素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iris | 作成日時：2020年5月13日 6時
