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秋も深くなってきたこの頃、外の椅子でお目当てのものを食べていると風で身震いする。口の中も冷たければ、外も冷たい。そんなことお構いなにし隣の彼はチョコ味のそれを頬張っているけれど、寒くはないのだろうか。でも頼んだバニラアイスは美味しかった
『ここのお店当たりだね。美味しい』
｢な！チョコも食べる？｣
『んー大丈夫』
目の前に差し出されるチョコアイスは甘いいい匂いがするが、私はそれを断ってバニラアイスをまたひと舐めした。そっか、と前を向いたジョングクは心做しか残念な表情をしていて、1口貰うべきだっただろうかと思ってしまった
｢あ、猫だ｣
私の考えを知ってか知らずか彼がいきなりそんなことを言うものだから、目線を辿っていけば確かにそこには首輪を付けた三毛猫が座って毛ずくろいをしていた。
『可愛いねぇ。飼い猫かな？』
｢脱走したんじゃない？結構汚れてるし｣
『飼い主の人探してないのかな...チラシとかも貼ってないし、』
｢諦めたんじゃん、探すの｣
なんて冷たいことを言うんだ、そう言おうと口を開いた所で大事に食べていたチョコアイスを私に持たせて椅子から立ち上がった。そのまま猫に近づいて触ろうとした時、彼にびっくりした猫は1度飛び退くものの、優しく手を差し伸べるジョングクに猫から近づいてきたのだった
｢猫ってさ、｣
『ん？』
｢自分の死際わかるんだって。だから飼い主にその姿見せないように消えるらしい｣
気持ち良さそうに喉を鳴らしてる猫を優しい瞳で撫でる彼が突然そんな事を言う。だからお前も家から出てきたのかー？って陽気な声で寂しいことを言うから複雑な気持ちになった
『だから脱走したっていうの？』
｢分かんない。この猫が死にそうなのかも、本当に脱走したのかも俺知らないもん。...ま、これ迷信だけど｣
初めてあった猫に愛しさを含んだ顔をして、私には聞こえない音量で猫に何かを言った彼は泣きそうな顔をしたのだった
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Labia(プロフ) - １ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (
レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
１ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"（泣）更新楽しみにしてます…（泣） (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます！もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...！更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします！ (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります（泣）更新楽しみにしてます！ (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です！私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります！素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iris | 作成日時：2020年5月13日 6時
