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｢学校辞めるかも｣
彼の言葉で私の世界は1度時を止めた。いつかの夜に、学校が好きだと言っていた彼とはほぼ反対の言葉が聞こえたのだ。ここ数ヶ月、彼の中では何かがあったのかもしれない。
｢辞めたくないけどさぁ...｣
『それで泣いてたの？』
｢んー...うん｣
嘘だ。彼はまた嘘をついている。一瞬会話を詰まらせたジョングクが言葉を選んでることに気付いてしまったのだ。その間も彼の頬は濡れていくばかりで、私は徐ろに伸ばした手をジョングクの瞼に滑らせた。指に感じる熱は胸を締め付ける
『...辞めないでほしいなぁ』
｢俺もやめたくないよ｣
『辞めないで、一緒に卒業しようよ』
『したいね...でもまだ辞めるかどうか決定じゃないからさ、Aまで落ち込まないでよ』
じゃあどうして決定じゃないことでジョングクは泣いてるのよ。嘘ついてるのバレバレだよ。辞めるって聞いて落ち込まない人なんているの？頭の中では彼に向けて色んなことを言っていた。彼に触れていた手を今度はジョングクから掴んでくる。
『...なにしてるの』
彼はそのまま私の肩に頭を乗せると、重い？って聞いて来るので、素直に重いよ、と返すと可愛げないねと言った。ジョングクのこの行動はなんなのだろう、こういうことは好きな人同士がするもので...。そこで私は考えるのをやめて静かに彼を受けいれた
『嘘だって、』
｢うん？｣
『...辞めるのくだり全部ひっくるめてそう思っとく』
｢うん｣
嘘だって分かってるから、そんなこと言えなかった。隠そうとしているものをわざわざ暴こうだなんて彼の弱ってる姿をみたら心がそうさせてくれない。困った顔のまま愛想笑いをした彼はこれ以上何も聞くな、言うなと私に悟らせたのだった。
その後、肩をアザが出来るほど掴んだとしても、脅迫紛いのことをしたとしても彼の本音を吐き出させるべきだったのではないかと私は思うことになるのだ
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Labia(プロフ) - １ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (
レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
１ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"（泣）更新楽しみにしてます…（泣） (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます！もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...！更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします！ (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります（泣）更新楽しみにしてます！ (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です！私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります！素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iris | 作成日時：2020年5月13日 6時
