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彼を学校で見なくなってからだいぶ日数が経っていた。彼はよく廊下で友達と遊んでいたのに今はいない。私は廊下に出ても彼がいないことになれず彼抜きの男の子たちを見ては、寂しいと感じでいた。
『なんで休みか知ってる？』
彼と仲がよかった男の子たちに聞くと、風邪らしいよ、と肩を竦めながらいった。それを聞いた私は風邪を引いただけでこんな休むものなのかと考えながら、そっか、ありがとうとその場を後にしたのだった。
彼が学校に来たのはそれからまた1週間後の5月の終わりかけだった。普段となんら変わらず男の子たちとじゃれ合っている。
｢なにお前ら、俺に会いたくて仕方なかったみたいな顔して｣
もしかして惚れた？と周りを茶化すジョングクに友達は、コノヤローといつものノリでタックルをお見舞していた。何も変わっていないはずだったのに、彼はよろけてそのまま床に座り込んだのだった。それには周りも驚いたのか、すぐ手を差し伸べる。
『風邪なんて、嘘でしょ』
私は彼が嘘をついていると分かったのだ。なぜそれが嘘だとわかったのか。それはその時感じた違和感と勘だった。笑っているがどこか辛そうだった。上手く隠してるつもり？ジョングクを影から見てた女の子たちは彼を転ばせた子に対して、病み上がりなんだからもっと優しくしてあげなよと言ったのだった
▽
それから休むことが増えていったジョングクが学校に来るのはこの時1ヶ月に2週間ほどになっていた。さすがに気になってしまう。もしかしたらという期待を込めて彼のバイト先に行ってみても、ここ最近はちゃんと出勤してないよと言われてしまった。
『そうですか...』
頼んだアイスティーは前と同じく美味しいはずなのに、その時は思わなかった。彼の住んでる住所は知らない。知っていたとしても訪ねるなんてそんなこと出来ない。喉を通っていく冷たい液体が体に染み渡っていくのを感じていた
『.....』
それでもたまに学校へ来るとジョングクは何も無かったかのように校庭で遊んでいるのだ。そんな学校生活を今4ヶ月も続けている。彼が嫌いな残暑が悪い気分にさせてくる
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Labia(プロフ) - １ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (
レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
１ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"（泣）更新楽しみにしてます…（泣） (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます！もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...！更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします！ (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります（泣）更新楽しみにしてます！ (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です！私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります！素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iris | 作成日時：2020年5月13日 6時
