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次の日、お昼を食べようと食堂に向かうと監督が見えたのでテーブルに近づく
｢お向かい失礼しまーす｣と言いながら椅子を引くと監督があからさまに嫌そうな顔をした
｢飯くらい静かに食わせろ｣
｢私がうるさいみたいな言い方しないでくださいよ｣
｢そう言ってんだよ｣
｢えっ｣と、会話をしながら鞄からお弁当を出す
｢今日は早起きしたのでお弁当です｣
｢聞いてない｣
直も今頃お弁当食べてるかなーなんて思いながら｢いただきます｣と言って食べ始める
｢あ、そういえば…｣
｢食うか喋るかどっちかにしろ｣
｢ニューイヤーのメンバーなんですけど、私は監督と同じ考えです｣
｢あぁ？丸投げしてんじゃねぇ｣
｢丸投げなんてしてません！きっと同じ事考えてるってことです｣
そう言って笑顔を向けると監督はため息をつく
｢やっぱり監督は村野さんに弱いですよね｣
すると今度は舌打ちが飛んできた
私達を遠巻きに見ていた平瀬さんたちが｢監督ってAちゃんには弱いよな｣なんて会話をしていることには気づかなかった
次の日、朝練に行こうとすると裕人に会った
｢おはよ｣
｢おう｣
｢寒くなってきたねー｣と言って手を自分の息で温める
｢風邪ひくなよ｣
｢お前もな｣
｢俺は動いてるから平気…ってお前ってなんだよ｣
｢朝練ご苦労さまー｣
後ろから佐山さんの声がして振り向くと大きな箱を台車に乗せてこちらに向かってきていた
私たちの前で立ち止まり箱を開けると中にはジャージや靴が入っていた
｢うちからのプレゼント。最新のR��｣
｢言ったはずですよ。俺が履く靴は…｣
｢あー、そうそう。これも君にあげます｣
そう言って佐山さんが裕人に差し出したのはこはぜ屋さんの信用情報調査報告書だった
｢君が期待しているその足袋屋、もうすぐ潰れるで｣
｢さすがにそれは不謹慎だと思うんですけど｣
｢はっきり言ってこの会社、シューズ業界に参入するどころか、いつ倒産してもおかしくないことはこれをみれば一目瞭然や。そんな状況やから藁をも掴む思いで君に擦り寄ってきたんちゃうかな。シューズの合う合わんはもちろん重要や。せやけど倒産のリスクを抱えているような会社とサポート契約を結ぶのは自分の首を絞めるだけちゃうかな。君とこはぜ屋ではミスマッチや｣
そう言って佐山さんは行ってしまった
｢この箱の中に小原さん入ってるかと思った…｣
｢お前それ全然笑えない｣
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れな(プロフ) - ゆうにゃさん» ありがとうございます！ゆっくりな更新になってしまうと思いますが、これからもよろしくお願いします！ (2018年1月13日 21時) (
レス) id: 607cd69f3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうにゃ(プロフ) - すごく面白いです！続きが楽しみです！更新大変だと思いますが、応援してます！ (2018年1月4日 0時) (レス) id: 76af58504e (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 陸王最終回号泣さん» コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2017年12月30日 17時) (レス) id: 607cd69f3f (このIDを非表示/違反報告)
陸王最終回号泣 - めっちゃ面白いです これからも更新楽しみにしています！ (2017年12月28日 13時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - ぽんすさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！ (2017年12月28日 12時) (レス) id: 607cd69f3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2017年12月11日 3時
