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次の日休みだった私は行田市にあるこはぜ屋に足を運んだ


「ここが、こはぜ屋…あれ、監督に行くこと言ってないけど大丈夫かな…いや、でもプライベートだし、私プライベートで全然足袋履くし…」


そうぶつぶつ呟きながら入口でうろうろしてると後ろから声をかけられた


「あの…」


「はい!ごめんなさい!」


勢いよく振り向くと私と同じくらいの年の男の人が立っていた


「あ、こんにちは」


その男の人は私の顔を見て驚いた顔をした


「えっあ、こ、こんにちは。うちに…なにか御用ですか?」


「うち…?」


そう尋ねると男の人はこはぜ屋という看板を指さす


「あっご挨拶が遅れて申し訳ありません。私ダイワ食品広報部のAAと申します。本日宮沢様はいらっしゃいますか?」


「はい。あの、よかったら中にどうぞ」


そう言って男の人はドアを開けるので、ゆっくりと中に入る


「ありがとうございます。失礼します」


男の人は椅子と机がある部屋に私を通し、「ここに座って少し待っててください」と言って部屋をあとにした


椅子に腰掛け、部屋の中をキョロキョロと見渡しているとドアが開く音がして慌てて立ち上がる


「こんにちは!宮沢です!」


「こんちには。ダイワ食品広報部のAAと申します。急に来てしまい申し訳ありません」


そう言いながら名刺を渡す


「いえいえ!この間陸上部の監督といらっしゃった…」


「はい。陸上部のマネージャーをしています」


「あの、茂木さんの怪我はどうですか?」


「え?」


靴の話をされるかと思っていた私は拍子抜けをする


「この間の、豊橋国際マラソンで…」


そこまで言って言葉の濁す宮沢さんに変わって話を続ける


「詳しいことは言えないですけど、今は別メニューで調整をしています。しばらくはミッドフット着地を習得するための練習が続くと思います」


「そうですか…あの、単刀直入聞いてしまって申し訳ないですが、茂木選手は私共の陸王を履いてくださいましたでしょうか?」


「…靴もお手紙も茂木の元には届いています。けど、まだ履いてはいません」


そう言うと明らかに宮沢さんの顔に落胆の色が浮かぶ

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設定タグ:陸王 , 毛塚直之 , 茂木裕人
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れな(プロフ) - えさん» クールのクの字もない毛塚ですが、今後ともよろしくお願いします!(笑)私も気になります毛塚と付き合うまでの話…(笑)私にかけるか不安ですが考えてみます! (2017年12月11日 18時) (レス) id: 607cd69f3f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 湖泊さん» 最高の作品とのお言葉、とても嬉しいです(; ;)これからもよろしくお願いします! (2017年12月11日 18時) (レス) id: 607cd69f3f (このIDを非表示/違反報告)
- れなさん» 思いつきました!回想みたいなかんじで主人公と毛塚が付き合うまでのお話をぜひ読みたいです。ご検討お願いします。 (2017年12月9日 21時) (レス) id: 132dc564f2 (このIDを非表示/違反報告)
- れなさん» 弱気な毛塚すごいよかったです!原作でも詳しくは描かれてないとのことでしたので難しいかと思いますがぜひまだまだ見たい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!厚かましくリクエストなんてすみません。また思いつきましたら書かせていただきます。 (2017年12月9日 9時) (レス) id: 132dc564f2 (このIDを非表示/違反報告)
湖泊(プロフ) - れなさん» 最高の作品です!いえいえ! (2017年12月9日 1時) (レス) id: 7c2244ffc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2017年11月8日 22時

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