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その日の夜、ベッドに入り携帯をいじる


そこでふとこはぜ屋のことを思い出し、検索をしてみる


「創業100年以上の老舗足袋屋…なんで足袋屋さんがランニングシューズ作ろうと思ったんだろ」


「何調べてんの?」


お風呂からあがった直が頭を拭きながらそう私に問いかける


「こはぜ屋って知ってる?」


「いや、知らない」


そう言って私の携帯を覗き込む


「足袋屋?」


「うん。今度ランニングシューズを作るんだって」


「なんでまたランニングシューズ?」


「さぁ?」


「それよりさ、次の日曜空いてる?」


直はベッドに腰掛けながらそう尋ねる


「空いてるよ」


「じゃあ久しぶりに出かけようか」


「本当!?」


私は起き上がり直の隣に座る


「うん。行きたいところ考えといて」


「わかった!でも直、変装しないとかな」


そう言って私は直の頬を両手で包み込むと、「なんで?」と直は少し笑った


「最近テレビとか雑誌で取り上げられて人気者だから?」


「そんなことないよ」


「あるの」


そう言って私は直にキスをした


すると直は仕返しというように何度もついばむようなキスをする


「直」


「なに」


「髪、まだ、濡れて、る」


キスの合間に途切れ途切れにそう言った私に直は耳元で「じゃあAが拭いて」と囁いた


ゆっくりと肩にかかっていたタオルに手を伸ばして、髪を拭き始めると直は先程とは違った深くて長いキスを送ってきたため、私は髪を拭くのやめ、直の首に手を回した

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れな(プロフ) - えさん» クールのクの字もない毛塚ですが、今後ともよろしくお願いします!(笑)私も気になります毛塚と付き合うまでの話…(笑)私にかけるか不安ですが考えてみます! (2017年12月11日 18時) (レス) id: 607cd69f3f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 湖泊さん» 最高の作品とのお言葉、とても嬉しいです(; ;)これからもよろしくお願いします! (2017年12月11日 18時) (レス) id: 607cd69f3f (このIDを非表示/違反報告)
- れなさん» 思いつきました!回想みたいなかんじで主人公と毛塚が付き合うまでのお話をぜひ読みたいです。ご検討お願いします。 (2017年12月9日 21時) (レス) id: 132dc564f2 (このIDを非表示/違反報告)
- れなさん» 弱気な毛塚すごいよかったです!原作でも詳しくは描かれてないとのことでしたので難しいかと思いますがぜひまだまだ見たい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!厚かましくリクエストなんてすみません。また思いつきましたら書かせていただきます。 (2017年12月9日 9時) (レス) id: 132dc564f2 (このIDを非表示/違反報告)
湖泊(プロフ) - れなさん» 最高の作品です!いえいえ! (2017年12月9日 1時) (レス) id: 7c2244ffc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2017年11月8日 22時

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