そんぎゅ､拾いました｡2−INFINITE−

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『今週の水曜日､空いてますか？良かったらそんぎゅとお友達も呼んで､食事にでも行きましょう＾＾』


ウヒョンさんから届いたメールを確認して､携帯を閉じる｡


昨日､ウヒョンさんと二人きりでお話をしたそんぎゅは､清々しい顔で帰ってきた｡


話の内容は聞かなかったけれど
そんぎゅは
｢けじめをつける事が出来た｣
って言っていた｡


友達として､仲良くしたい｡


自分の正体を隠し
傷付いた事もいとわずに
それでもウヒョンさんと友達になりたいと彼が願うなら｡

私は､いくらでも力を貸そう｡


｢けど…お友達って??大人数で飲み会をしたいって事??｣


そんぎゅと私の共通の知り合いと言ったら…


みょんす君

ソンヨル

ドンウ

ホウォン君

…くらい??


メモ用紙にちょこっと名前を書いておく｡

仕事から帰ったら､そんぎゅに聞いて
後の三人には連絡を取って…


｢…ホウォン君｣

HW｢はい？｣


只今ブレイクタイムのホウォン君にアポ取り｡


HW｢いいですね､飲み会!!ドンウには俺から聞いておきますよ｣

｢本当に？ありがとう､助かるわ｡笑｣


きっとドンウも快くOKしてくれるだろう｡


みょんす君は…
忙しくなければ大丈夫かな??
ウヒョンさんと出てるドラマの撮影も､明日クランクアップするって言ってたし…｡


うん､上手く皆重なりそう｡



確信してから
携帯を開いて､ウヒョンさんへ返信｡


『お仕事お疲れ様です｡水曜日､OKですよ＾＾何人か知り合いを呼んでも大丈夫ですか??』


送って数分…


『良かった!!全然大丈夫だよ！大人数の方が楽しいから｡』


そう返信が来て､安心してメールBOXを閉じる｡



途端に移る待ち受け画面には､いつぞやに隠し撮りをしたそんぎゅの寝顔｡

その画面をそっと撫でて


｢ほらね､そんぎゅ｡ウヒョンさんは…やっぱり貴方に会いたいと思ってくれてるんだよ｣


小さく投げ掛けた｡


少しは私も力になれたよね？



…あ､そういえば
昨日ウヒョンさんにアナログって言われてたよね､そんぎゅ…笑


携帯､買った方がいいね｡



そうやって､微笑みがこぼれる私を




影から､ずっと見ていたソンジョン君に

私は気づくハズなんか無く｡


後になってから
何処へ逃げても無駄な事を知る｡


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