page_97 ページ47
.
SK｢やっとAが帰ってきた…｣
私の鞄を置いたそんぎゅは､私を抱きしめたまま
私の耳に小さくキスをして
そのまま､唇が､私の頬を伝い
首筋へとたどり着いて…甘くかじりつく｡
そんぎゅの触れる場所に､徐々に熱が集まりだす｡
｢…んっ｣
我慢できず洩れた声｡
それを聞いたそんぎゅは､突然我に返ったように私から離れて
SK｢…ごめん｡｣
｢え…｣
SK｢まだ怪我､治ってないのに…こんな事しちゃ…ダメだよね……｣
そう言って笑った｡
途端に締め付けられる心臓｡
SK｢この鞄､Aの部屋に持ってく??｣
背を向けたそんぎゅの服の裾を､咄嗟に小さく掴んだ｡
SK｢A…??｣
｢……ばか｣
はぁ…いい歳して情けない｡
じわりと涙が溜まる｡
｢そんぎゅのばか…｣
そんぎゅのせいで熱を持ってしまった私の体は､どうすればいいの…｡
呆れ返るくらいの鈍感｡
ここまで期待させておいて
そこでやめちゃうなんて､狡い｡
｢ばか…ばかばか｣
駄々っ子みたいに涙がぽろぽろこぼれて｡
続き､してよ｡
なんて､恥ずかしくて言えないよ｡
｢…………っ…!!｣
悲しくて目を伏せたら
今度は､もっと強引に腕を引かれた｡
そんぎゅの胸に抱き留められたそれからは､そんぎゅも辛そうな声だった｡
｢そんぎゅっ…｣
SK｢Aもばかだよ｡我慢してたのに…｣
眉を寄せたそんぎゅと､視線がぶつかって
優しく唇が重ねられた｡
せきを切ったように､そんぎゅの手が私の体をまさぐって｡
SK｢俺のA…｡帰ってきたって…確かめさせて…？｣
唾液の糸が､二人を繋いだまま｡
絡まるようなそんぎゅの視線に､耐え切れずに
私は小さく頷いた｡
.
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かたつむり(プロフ) - 軌蘿さんの小説＝心のオアシス(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2013年2月19日 3時) (
レス) id: afd39e3b81 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - かたつむりさん» わぁー暴走しまくってまいましたーーーー(^q^)笑 妄想暴走…ライムみたいになってますね←笑 ぎゅの赤ちゃん､欲しいっ!!!!!!!← えへ､私が勝手に暴走しちゃったんですけど､そう言っていただけると嬉しいです~笑 (2013年2月18日 21時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - かたつむりさん» …本当ですか??(*ノ▽ノ)ぐふふ､それならもう少し暴走((ry ありがとうございます^^頑張ります~* (2013年2月18日 21時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - きゃ〜っ！！ギュたんの赤ちゃんできちゃうΣ(*ﾟдﾟ*)ﾊｯ!! ひとり妄想暴走…(笑) 軌蘿さん、ありがとう！女性ホルモン大放出だわっ☆(≧∀≦*)ﾉ (2013年2月17日 2時) (レス) id: afd39e3b81 (このIDを非表示/違反報告)
あやさん(プロフ) - 私的には、もう少し暴走OKですよ(笑)応援してます♪ (2013年2月16日 23時) (レス) id: eb2f3687e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：軌蘿 | 作成日時：2013年1月4日 22時
