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【ソンジョンside】


もう、気分は天国に居るみたいだった。


ヌナの記憶は失われ
僕の願いが叶った。


無事、成功したんだ…。


知った時は、安堵の溜め息が零れて
これからの期待に胸がワクワクしている。



会社が休みの今日。
僕は、早速ヌナに会いに行った。


先日、会社で
HW「次Aヌナに近付いたら、警察に通報するからな」
なんて、ホウォン先輩に言われたけれど…
そんなの知ったことか。


途中のお花屋さんで、ヌナの為に花を買って。

病院で、ナースさんにヌナの名前を言うと、簡単に案内してくれた。


病室の前で、小さく深呼吸。


ノックをして、病室に入り
傷だらけのヌナが見えて
…ちょっとやり過ぎたかなって後悔した。


ごめんね、ヌナ。


僕を見てきょとんとするヌナに、僕は力無く笑いかける演技をする。


「ヌナ、久しぶり。…って、僕の事、覚えてないよね…」

アナタ「あの……ごめんなさい…」


申し訳なさそうに眉を下げるヌナに僕は
「事故で記憶をなくしちゃったんだから、しょうがないよ」
と、ヌナに花束を渡して。


「僕は、イソンジョン。」

アナタ「…ソンジョン、さん」

「ふふ、ソンジョンでいいよヌナ」

アナタ「…ありがとう。あの…ソンジョンは、私の後輩…??」

「うん、ヌナの働いてる会社の後輩。それと…」

アナタ「それと?」

「……あのね…僕は、ヌナの彼氏だよ」


微笑んでそう告げれば

ヌナの目は、驚きに広げられて。


アナタ「…私の、恋人…??」


僕の顔を、少し見つめ

それから、少しヌナは微笑んだ。



やっと、ヌナが手に入る…。



そう、思った刹那。



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アナタ「貴方、嘘ついてない…??」

「……え…??」

アナタ「侮らないで。私にはわかるよ…貴方は、私の目を見てない。」


そう言い切ったヌナは
さっきとは裏腹に

僕に、強い視線を投げかけていた。



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かたつむり(プロフ) - 軌蘿さんの小説=心のオアシス(((o(*゚▽゚*)o))) (2013年2月19日 3時) (レス) id: afd39e3b81 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - かたつむりさん» わぁー暴走しまくってまいましたーーーー(^q^)笑 妄想暴走…ライムみたいになってますね←笑 ぎゅの赤ちゃん、欲しいっ!!!!!!!← えへ、私が勝手に暴走しちゃったんですけど、そう言っていただけると嬉しいです~笑 (2013年2月18日 21時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - かたつむりさん» …本当ですか??(*ノ▽ノ)ぐふふ、それならもう少し暴走((ry ありがとうございます^^頑張ります~* (2013年2月18日 21時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - きゃ〜っ!!ギュたんの赤ちゃんできちゃうΣ(*゚д゚*)ハッ!! ひとり妄想暴走…(笑) 軌蘿さん、ありがとう!女性ホルモン大放出だわっ☆(≧∀≦*)ノ (2013年2月17日 2時) (レス) id: afd39e3b81 (このIDを非表示/違反報告)
あやさん(プロフ) - 私的には、もう少し暴走OKですよ(笑)応援してます♪ (2013年2月16日 23時) (レス) id: eb2f3687e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:軌蘿 | 作成日時:2013年1月4日 22時

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