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私が目を覚ましてから､数日が経った｡
記憶喪失と診断された後
私の記憶は未だに戻らず…｡
傷の回復も､まだかかりそうだった｡
そして､私が教えてもらった事は
自分の名前はAって事と
とある事故で怪我をして病院に入院している事｡
それと､ずっと私につきっきりで居てくれた､あの優しい笑顔の男の人は
そんぎゅさんと言うらしい｡
けれど
私とどうゆう関係性なのかは､わからない｡
そんぎゅさんも､教えてくれなかった｡
｢…あの､そんぎゅさん……｣
SK｢…そんぎゅでいーよ｣
昨日針の取れた舌｡
喋るとまだ､少し痛いけど｡
｢そんぎゅ…｣
SK｢うん…？｣
毎日お見舞いに来てくれるそんぎゅ｡
毎日見ていれば､嫌でもわかった｡
｢あの…体調悪そう…ですよ……｣
SK｢!!｣
ベットの脇に座るそんぎゅの頬に手を伸ばし､そっと撫でた｡
細められる目の下には､うっすらとクマがあって
顔色も､あまり良くなさそうだ…｡
私のせい…??
そうだよね､毎日ここへ来てくれているんだもの｡
きっと私達はただのお友達なのに､無理して来てくれてるんだ｡
そんぎゅの正体は明かされなかったけれど
そう考えれば､なんだか申し訳なく感じて｡
｢無理しないで…お家に帰って休んでください…｣
そう言うと
一瞬､泣きそうに顔をしかめたそんぎゅ｡
震えるそんぎゅの手が
そんぎゅの頬に添えていた私の手の上に､重ねられて
私を見つめるその瞳が
悲しそうに､瞬きを繰り返す｡
｢……？｣
SK｢…うん､ありがとう…｡じゃあ…今日は帰るね｣
気付けば､そんぎゅはいつもみたいに笑っていて
私が止める間もなく､病室を出ていってしまった｡
閉められた扉｡
私は､そんぎゅが去って行った扉をボンヤリと眺めた｡
どうして…そんな…
そんなに､寂しそうに笑うの…??
そんぎゅの笑みが見える度に
私は､何かを思い出そうとしてる｡
でも､何も思い出せないの｡
まるで､心の奥深くが
｢思い出したらダメ!!｣
って叫んでるみたいに｡
思い出したら､傷付きそうな気がしてるの｡
だから…それに怯えて
記憶を手放したまま｡
でも…
でも…ね
何か…もっと､こう…
もっと大事な事を､忘れてる気がする｡
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かたつむり(プロフ) - 軌蘿さんの小説＝心のオアシス(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2013年2月19日 3時) (
レス) id: afd39e3b81 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - かたつむりさん» わぁー暴走しまくってまいましたーーーー(^q^)笑 妄想暴走…ライムみたいになってますね←笑 ぎゅの赤ちゃん､欲しいっ!!!!!!!← えへ､私が勝手に暴走しちゃったんですけど､そう言っていただけると嬉しいです~笑 (2013年2月18日 21時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
軌蘿(プロフ) - かたつむりさん» …本当ですか??(*ノ▽ノ)ぐふふ､それならもう少し暴走((ry ありがとうございます^^頑張ります~* (2013年2月18日 21時) (レス) id: d11ace9e77 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - きゃ〜っ！！ギュたんの赤ちゃんできちゃうΣ(*ﾟдﾟ*)ﾊｯ!! ひとり妄想暴走…(笑) 軌蘿さん、ありがとう！女性ホルモン大放出だわっ☆(≧∀≦*)ﾉ (2013年2月17日 2時) (レス) id: afd39e3b81 (このIDを非表示/違反報告)
あやさん(プロフ) - 私的には、もう少し暴走OKですよ(笑)応援してます♪ (2013年2月16日 23時) (レス) id: eb2f3687e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：軌蘿 | 作成日時：2013年1月4日 22時
