そんぎゅ､拾いました｡2−INFINITE−

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SK｢…なんでコイツ…!!｣

｢待っ…そんぎゅ､待って!!｣


表情を険しくさせたそんぎゅは､ソンジョン君に掴み掛かりそうな勢いで
慌てて私がそれを止めた｡


HW｢…ヌナ､どうして｣

駆け寄ってきたホウォン君も､心配そうに私に聞くけど
その目は､ソンジョン君に敵意剥き出しで｡


｢その…皆と仲良くしたいって､ソンジョン君が｡…断れなくて…｣


そりゃあ､数日前まで
怖い怖いってそんぎゅやホウォン君に縋り付いていたのは紛れも無い私なのだけど…

ソンジョン君が仲良くしたいって本当に思ってくれてるなら
信じてあげないと､可哀相じゃない…｡


そうやって言い訳をして
だからいいでしょ??ってそんぎゅに聞くけど

腑に落ちない顔｡



そうしていたら

SY｢あれ､姉さんの友達ー??｣

DW｢お､ヌナの会社の後輩じゃん｣

WH｢合流しますか??一緒に飲みましょー｣

SJ｢はぁい､お邪魔しますねー｣


既に酔いが回ってきている方々から声がかかり
ソンジョン君は嬉しそうに奥へ入る｡


SK｢…勝手に入って行きやがって､あいつ…｣

｢…ごめんってば､そんぎゅ…｡今日以降はなるべく接触しないようにするから…｣


そうして何とかそんぎゅを宥めて､自分の席へ戻ろうとすると


HW｢ヌナ｣


ホウォン君に腕を引かれて､立ち止まった｡


｢どうしたの？｣

HW｢ヌナ…ソンジョンの事､信用はしない方がいい｣

｢え…｣

HW｢あんまりいい気がしない｡気をつけて｣

｢そんな､大袈裟な…｣


言いかけて､止めた｡


ホウォン君の目が､凄く真剣だった｡


｢…わかった｡気をつけるね｣


そう言ったらホウォン君は､安心したように微笑んで｡

なんだか､心配をかけて申し訳ないです｡



いそいそと自分の席に戻って
まだふて腐れた様子のそんぎゅの頬を､ぷにっと触る｡


｢まだ怒ってる…？｣

SK｢…もう怒ってない｣

｢嘘｡でもさっきそんぎゅも私を怒らせたし､おあいこでしょ??笑｣


そう笑いかければ


SK｢…ごめん｣


そうやって笑い返してくれるでしょ??笑


喧嘩なんてしたくないもん｡

気持ちは同じだよね｡


｢そろそろビール飲もうかなぁ…｣

SK｢俺､これ飲みたい!!｣

｢え､マッコリってアルコール高いよ?!｣

SK｢いいじゃんちょっとくらい…｣

｢もう､しょうがないな…｡ソンジョン君は飲み物何がいい？｣

SJ｢僕､お酒飲めないのでオレンジジュースで｣


…あ､まだ未成年だっけ??




…なのに居酒屋に来たの？




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