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19.卒業/inm ページ40

※夢主視点
※反応集というより短編




卒業式が無事終わり、私は玄関付近をうろちょろとしていた。
理由はもちろん、先輩を探すため。


すると少し遠くで、第二ボタンを執拗に迫られている人物を見つけた。髪色からしてすぐにわかった。
あれは私が今探していた人だ、と。



「伊波くん〜第二ボタンちょーだいっ」



可愛らしい3年生と思われる人にそう迫られ、困った笑みを浮かべてる先輩。先輩の学ランにはまだ第二ボタンが光っていて。


あげちゃうのかな、と不安に思っていると



「あ〜ごめん!これはもう渡す子いるからあげられないや」



ときっぱり断っていた。
3年生と思われる人はえーとブーイングしつつも、別の人に写真を撮ろうと誘われてそっちへ行ってしまったようだった。


伊波先輩、第2ボタン渡したい相手がいるんだ……と、先程よりもさらに気分は沈んだ。その相手が自分だなんて自信が全くなかったからだ。


大人しく引き返そうとしたそのとき。



「おーいAちゃん!」



いつも見る爽やかな笑顔を浮かべた伊波先輩がこちらへ駆け寄ってきた。



『先輩、卒業おめでとうございます』


「ありがと〜
……Aちゃん、はいこれ」



そう言って先輩は自分の上着の第二ボタンを取り、私のほうへ差し出してきた。



『え、?私にくれるんですか?』


「もちろん。Aちゃんにあげたくて取っといたんだよ」


『どうして、』



まさか貰えると思ってなくて、嬉しさで涙を滲ませながらそう尋ねた。



「そんなの、好きだから以外に理由なくない?」



先輩はそう言って少し照れくさそうに、それでいて優しい笑顔を向けてくれた。


私は頭が混乱して、今目の前で何が起こっているのかわからなくなった。



『え、え?え??』


「Aちゃんのことがずっと好きでした。俺と付き合ってくれませんか。」



真っ直ぐに目を見て、はっきりとそう言われた。


急なことでまだ信じられないけれど、返事はもう決まっている。



『はい、私でよければ、お願いします…』



そう伝えると、先輩はがばっと抱きついてきた。


周りで黄色い歓声が上がって、今ここにいるのが私たちだけではないことを再確認した。



『伊波先輩、みんな見てます、』


「ごめん。でも嬉しくて…!」



そう言って満面の笑みを向けられたら、その身体を突き放すことなんてできなくて。

私もそっと先輩の背中に手を回した。

/kyng→←/oes



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にゃみ - こんなに早く書いて下さりありがとうございます🥺めっちゃくちゃよかったです🥺🥺頑張ります頑張れます!ありがとうございました!これからも見させていただきます♥️ (2月14日 2時) (レス) id: a7e951352a (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - にゃみさん» くすぐり合いっこ、ぜひ次回の更新時に書かせていただきます!素敵なリクエストありがとうございます!!🥹大学勉強など色々大変かと思いますが無理せず頑張ってください…!‍ ‍❤️‍🔥 (2月7日 0時) (レス) id: 075899a0c9 (このIDを非表示/違反報告)
にゃみ - めちゃくちゃ大好きです🥺🥺更新いつも楽しみにしています✨️もし宜しければ、くすぐり合いっこ的な感じのシチュエーションのリクエストをお願いしてもいいでしょうか?‪‪全然遅くなっても大丈夫です!これを糧に大学頑張ります…! (2月6日 0時) (レス) id: a7e951352a (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - ^ - ^さん» コメントとリクエストありがとうございます!🙇🏻‍♀️💞隣の席、次の更新で書かせていただきます!これからもどうぞよろしくお願いします🫶🏻 (1月7日 1時) (レス) id: 075899a0c9 (このIDを非表示/違反報告)
^ - ^(プロフ) - めちゃくちゃ刺さりました…😭😭😭大好きです🫶もしよろしければ学パロで隣の席のorsお願いできませんでしょうか…?これからも応援しております…🫶🫶 (1月6日 21時) (レス) id: 217d0834ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪兎 | 作成日時:2024年1月4日 17時

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