／hbc,usm ページ30
・緋八マナ(学パロ)
「はあ、今年も来てもうたなバレンタイン…」
なんて憂鬱そうな声を出しながら、マナくんは隣の椅子に腰掛けた。
『嫌なの？』
「嫌っちゅーことはないけど、好きな子から貰えんかったら悲しいな〜ってドキドキしてまうねんな」
『好きな子いるんだ、』
彼の好きな子は誰なんだろう、と気になってしまう。だって私の好きな人は目の前にいる彼なのだから。
もちろんお菓子だって持ってきたし、なんなら今渡そうと思っていたけれど、そんな心境を聞かされたら少し怖気付いてしまう。
『…今年は貰えそうなの？好きな子から』
「どうなんやろ？まあまあ仲良い自信あるし、友チョコくらいはくれるんちゃうかな〜とか思っとるけどね」
彼と仲良い女の子は誰だっけ、なんてぐるぐると頭の中で考えていると、彼は「よいしょ」なんて言いながら座り直して、こちらを向いてきた。
「さてさてAさん」
『なに？』
「俺は君からのバレンタインを待ってるとこやねんけど、まさかないとか言わへんよな？」
『……え、』
「俺も勘は鋭いほうやし、Aも今の流れでわからんほどアホな子ちゃうと思うけど」
そう言う彼の頬は少し紅色に染まっていて。
「好きやで、A」
・宇佐美リト(学パロ)
「おわ！！？くれんの！？俺に！？やったあさんきゅー！」
教室の扉の前で、数人の女の子からチョコらしきものを貰っている騒がしい人物を見つけた。あの声は絶対宇佐美リトだ、と確信して男の顔を見ると、やっぱり宇佐美だった。
「あっAじゃんおはよう！見てこれこんな貰ったぞ！」
『おはよ宇佐美、良かったね』
嬉しそうな彼を見て複雑に思う反面、微笑ましさも感じた。
「Aもあんの？」
それ、と彼が指を指したものは、私が宇佐美のために準備していたオレンジ色のラッピングをしたお菓子で。
『うん、良かったらどうぞ』
「まじ？さんきゅーー！！開けていい？」
目をキラキラとさせる彼に苦笑しながら『いいよ』と言うと、彼は鼻歌を歌い出しそうな勢いで包みを開けた。そして中身を確認した途端、こちらを見てにやりとした。
『なに…？』
「Aにとって俺って特別なんだなあって」
『え、』
まさか彼がお菓子の意味を知っているとは思わなくて、思わず素っ頓狂な声を出してしまった。
私があげたお菓子はカップケーキ。
「俺も、Aが1番特別だよ」
ありがとな、と言って彼は私の頭を優しく撫でた。
"あなたは特別な存在"
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にゃみ - こんなに早く書いて下さりありがとうございます🥺めっちゃくちゃよかったです🥺🥺頑張ります頑張れます！ありがとうございました！これからも見させていただきます♥️ (2月14日 2時) (
レス) id: a7e951352a (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - にゃみさん» くすぐり合いっこ、ぜひ次回の更新時に書かせていただきます！素敵なリクエストありがとうございます！！🥹大学勉強など色々大変かと思いますが無理せず頑張ってください…！ ❤️🔥 (2月7日 0時) (レス) id: 075899a0c9 (このIDを非表示/違反報告)
にゃみ - めちゃくちゃ大好きです🥺🥺更新いつも楽しみにしています✨️もし宜しければ、くすぐり合いっこ的な感じのシチュエーションのリクエストをお願いしてもいいでしょうか？全然遅くなっても大丈夫です！これを糧に大学頑張ります…！ (2月6日 0時) (レス) id: a7e951352a (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - ^ - ^さん» コメントとリクエストありがとうございます！🙇🏻♀️💞隣の席、次の更新で書かせていただきます！これからもどうぞよろしくお願いします🫶🏻 (1月7日 1時) (レス) id: 075899a0c9 (このIDを非表示/違反報告)
^ - ^(プロフ) - めちゃくちゃ刺さりました…😭😭😭大好きです🫶もしよろしければ学パロで隣の席のorsお願いできませんでしょうか…？これからも応援しております…🫶🫶 (1月6日 21時) (レス) id: 217d0834ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪兎 | 作成日時：2024年1月4日 17時
