生きてたローさんの妹。【ワンピース】

。 ページ4

.









「…すう…はぁ…すぅ…はぁ…んんんっ心無しか兄様の匂いがするぅ〜」









「嘘つけ」









ドレスローザに着いた。兄様がここに居るという事は、ここの空気は綺麗ということだ(謎原理)









なので、澄み切った美味しい空気をスーハーしている。









貴重な空気を肺の中に備蓄していると、サボが若干引き気味で暫く別行動と告げて来た。









「先に着いてるコアラから、カフェに顔出しに来いって言われてんだ。









作戦が粗方決まったら連絡するから、それまでは自由行動だ」









…ちくせう。コアラちゃんとカフェだと？キャッキャウフフするだと？(言ってない)









参謀総長だからって美女と美味しく食事デートかよ(そんなこと言ってない)









「職権乱用！」









「なんでだよ」









軽く私にチョップをかました後、彼はそのまま手をひらひらと振り、カフェへと向かっていった。









「…そーは言われても暇なんだよなぁ…」









自由行動と言われても、ぶっちゃけ普通に暇である。どうしよう。









うーん、と顔をしかめて唸っていると、特徴的なリボンを耳に着けた、可愛らしいくまのぬいぐるみが話しかけて来た。









「お嬢さん、お困りなの？わたしでよかったら助けになるよ！」









「…うん、暇なんだよね。どっか面白い暇潰しとかない？」









「だったら今日はコロシアムがオススメだね！
優勝賞品はメラメラの実だし、各国から強者が挑戦しているよ！」









「…メラメラの実？」









メラメラの実なんて、ブラコンの極みであるサボが欲しがるに決まってる。









…暇だし、優しいAちゃんがメラメラの実をサボに渡してあげようかな。









「ありがとうくまさん、私それに参加してみる。」









「そっか、Aちゃん頑張ってね！」









「…うん？？？？？えちょっとまって」









なんだと？

。→←。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す