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目「変わったね、A」
「そっくりそのまま、その言葉を目黒に返すよ」
いつか、こんな日が来る事は予想してた。
目黒が、この状況をほっとくわけがないと。
そんな気がしていたから。
場所を移動した私達は、事務所の屋上に足を運んだ。
目「いつからそんな張り付いた笑顔出来るようになったの?」
「私もこの世界に染まったって事だよ…」
目黒と初めて会ったのは、もう何年も前。
目黒が入所して数ヶ月が経った頃だ。
あの頃の目黒は、正直目立った存在じゃなかった。
もっと言えば毎回呼ばれるわけでもなく、呼ばれたとしても隅っこの方で踊っているそんな存在。
だけど、レッスンの1時間前から鏡に向かって直向きに踊るその姿に幼いながら胸を打たれたんだと思う。
歴で言ったら私は先輩だったけれど、
同い年の目黒と仲良くなるのにそんなに時間はかからなかったと思う。
「それで、何が聞きたい?」
目「…へぇ、聞いたら答えてくれるんだ」
昔とは全然違う。私の知ってる目黒はこんなに余裕な男じゃない。
関わらないようにしてた、わざと。
距離を置いたのは、私からだ。
目「SnowManとの共演が多くなったから、俺と離れたんでしょ?」
目黒の努力が報われて、表舞台に立つようになって
そばにいたのはJr.を先頭を走っていたSnowMan。
目「教えてくれないんだ?何があったのか」
真っ直ぐに私を見つめる目黒の目は、
あの頃と変わらなかった。
だけど、その真っ黒な瞳は全部を見透かしている気がしたんだ。
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のん(プロフ) - ふぅさん» はじめまして!コメントありがとうございます(^^)更新頻度はまちまちですが、そう言ってくださる方がいると頑張れます(*^ω^*) (2021年10月10日 23時) (レス) @page11 id: 1428d3fd8e (このIDを非表示/違反報告)
ふぅ - はじめまして!続きがすごく気になります!作者様のペースで頑張ってください! (2021年10月10日 23時) (レス) @page10 id: b0526a1224 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ねこさん» 細かい所のご指摘ありがとうございます!今更新している所修正いたしました! (2021年10月10日 22時) (レス) id: 1428d3fd8e (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 細かいんやけど、SnowManやなくてSnow Manです。 (2021年10月10日 17時) (レス) id: 336371199e (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - なりきちゃんさん» 教えていただきありがとうございます!修正いたしました!また誤字脱字などがあれば指摘お願いしますm(._.)m (2021年10月6日 17時) (レス) id: 1428d3fd8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のん | 作成日時:2021年10月5日 22時