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10話 ページ11
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「ほら見て真冬君、綺麗」
「鮮やかですね…」
水族館の中、Aさんが水槽を指さして言う。
色鮮やかな水槽は、少し複雑な立場の俺とは対照的で、目を逸らしたくなった。
「…………真冬君?」
「…っ、あ……どうしました?」
「ううん、ぼーっとしてるから…何かあったのかなって」
心配そうな顔のAさんを見て、やっぱりこの人は姉御肌だな、と思う。
気が利いて頼りになるこんな美人な人が近くにいるのに見つけられないなんて、兄さんは見る目がない。
あれ?
俺は─────────。
「すみません…本当にぼーっとしてました」
「そっか、じゃ、次行こ?」
俺は─────────
Aさんの何が好きなんだ?
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作者名:とある甘いもの | 作成日時:2019年11月14日 18時