検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:33,383 hit

九話 ページ10

山崎に近寄って見れば、
脇腹から血を流していた。



『 山崎、!?何があったの!? 』



「 へへ、ちょっとしくじっちゃいました。」



バツが悪そうに苦笑いを浮かべた山崎はそのまま
気を失った。



「 オイオイ、こりゃちっとヤベーな。」



土方さんがそう呟く。



「 何を考えてるのか分かりやせんが、男に二言はありませんよ。俺ァ、この任務を投げ出すつもりなんて更々ねェんで。」



目を閉じたまま腕を組みそう答える総悟。



『 私も、男じゃありませんが二言はありません。私達がそう安々、殺られると思いで? 』



嫌味ったらしくそう言えば、苦虫を噛み潰したような
顔で唸る土方さん。



「 とにかく、ザキを医務室へ運んでくれ!! 」



『 私が運びます。』



そう言えば何か言いたそうな顔をした近藤さんを
そのままに、山崎をひょいっと横抱きにして医務室
へと足を運ぶ、付いてきていた総悟に医務室の扉を
開けるように諭せば中へと入る。



「 どうかされましたか、、って、山崎さん?!?! 」



医療班隊隊長が其処に居たのでこの事は他言
するなと口封じをし、山崎を預ける。
幸い、血の量の割には傷は浅く命に別状は無いとの事。
ひとまず安心だ。

再び近藤さん達が待っている部屋へと急ぐ。



「 近藤さーん、山崎の奴を医務室へ運びやしたー。」



『 運んだのは私ね。』



襖を開けて中へ入ると...



「 おやおや、貴方達が真選組の、、中々の手練と聞いていたのでどんな方達かとおもえば、いやはや、お若いでは無いですか。しかし、ひとりは女性、本当に我々の力になれるかどうか。」



『 ... なら、試してみるか? 』



其処に居た天人の台詞が終わると同時に刀を鞘から
抜き、ソイツの首筋に当ててやる。



「 こ、コラ!!(人1)ちゃん!! 」



そう言われては仕方がない、渋々と刀を収める。



「 いえいえ、良いのですよ局長殿。...ははあ、流石ですねぇ。あの一瞬で私の背後に周り首筋に刃を当てるとは。」



恐怖から出た汗を懐から取り出した手拭いで
拭き取るソイツ。誰だ。



「 近藤さん、其奴ァ誰ですかィ? 」



「 この方は、俺達真選組に隊士の要請を頼んできた幕府の忠臣の御人だ。」



...コイツが今回の首謀者か。さしずめ、私達が
監察方を出すのも見越していたのだろう。



「 怖い顔...。さて、準備は既に整っておりますので、直ちに参りましょう。」

十話→←八話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
54人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 暗殺教室
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

黒猫♪♪(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (2018年2月3日 13時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 続きが気になって仕方ありません!!! (2016年12月27日 22時) (レス) id: 7676931304 (このIDを非表示/違反報告)
磯辺もち - こんにちは!。わたし暗殺教室と銀魂大好きでこういう作品待ってました!。本当面白いです。これからも楽しみにしてるんで更新頑張ってください。応援してます!。長々とすみませんそれでは!(・ω・)ノ (2016年3月30日 20時) (レス) id: 7d9637dffb (このIDを非表示/違反報告)
血紅桜 - 超楽しみにしてますね!!(返信は大丈夫ですよ) (2016年3月26日 16時) (レス) id: b0ef7b1cd8 (このIDを非表示/違反報告)
きちせ(プロフ) - 血紅桜さん» おああああああ!!!!!!!!コメントありがとうございます!!応援して下さるとは感謝感激ひなあられです!!!(古い)オチはですねー、銀魂キャラの中から決めようと思ってまして、候補としては、真選組のメンバーから決めたと思ってますww楽しみにしてて下さい(( (2016年3月26日 15時) (レス) id: 8c878fdf7a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しろくま | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年3月26日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。