嘘だよって笑ってよ。 (ページ6)

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YG 「 …ジニヒョンが言ってた新人？」

『 …あ、そうです。新人です。』

ジニヒョンとはソクジン先輩のことだよね…？

そしてこの方がソクジン先輩の言ってたユンギ先輩だよね…？

YG 「ふーん、名前は？」

『あ、はい、キムAと申します』

YG 「俺はミンユンギ」

『 …よろしくお願いします』

YG 「ん、よろしく」

面接のようなかたい挨拶が終わって、やっと肩の力が抜ける。

制服を少し着崩して、ダルそうなオーラが漂い過ぎてるユンギ先輩はソクジン先輩とは正反対だ。

…ユンギ先輩なんて気安く呼んでもいいのかな

ミン先輩にしておくのが無難な気がする。

取っつきにくい人だと教えてくれたから、割と心構えしてきたつもりだったのに想像よりも無愛想で戸惑ってしまってるわたし。

ミスしたらすぐに怒られてしまいそう…

絶対に褒めて伸ばすタイプの人間ではないもん。

YG 「おい、ぼーっとしてんな」

『はっ、はい！ごめんなさい』

YG 「さっさと手洗って消毒しろ」

『は、はい！』

…これはスパルタそうだな

それにしても、ミン先輩はこんなに怖い顔をしたままお客様に接するのだろうか？

どうしてこのカフェで働こうと思ったのか？

なんて疑問が生まれる

きっとコンビニとかの方が合ってる気がする…。

なんて失礼な事を考えながらすぐに手を洗った

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