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本番まであと3日
今日の放課後はリハーサルとは別で実際のステージで練習させてもらえる日。
1時間私たちだけで貸切状態になる。
昨日のこともあるからずっと意識してて落ち着かない
でも、それよりも前に私には試練が待ってた
女1「よーし！女子とりあえずみんな着替えよ〜」
そう。みんな忘れてたかもだけど私たちのクラスはメイドカフェ。
シフトが少ないけど私もメイドにならないといけないわけで…
今目の前にあるクラスの女の子たちがデザインしたフリフリのエプロンに目眩がしそうになる。
元々ショートカットな上に未だにクラスの子には笑顔を見せたことも無くて、全く私には向いてない
クラスで私のことをよく思わない女子の作戦にはまり、今この状況なのだ。
はぁぁ…気が重い…
他の子達はもう既に外に出ているようで、可愛い〜という声が沢山飛んでる
まあ、誰も見てない。誰も見てない…
心の中でそう唱えて覚悟を決めて外に出た
「「……」」
…何この沈黙…やっぱり私には似合わないんだ…
そう思って俯いてそのまま逃げようとした
グイッ
北斗「待てよ…」
でも、北斗にとめられる
A「…離してよ。やっぱり私なんかに似合わなかったんだよ。私なんか「私なんかじゃねえよ」」
お前周りよく見ろって言われて、ゆっくり顔を上げる
すると
女1「…ちょっと音屋さん…！？めっちゃにあうじゃん！」
女2「うん！すごい可愛い！」
可愛い！いいじゃん！など次々褒めてくれるみんな。
まあ、、まだ睨んでくる子達もいるけど…
でも、たくさんの子に褒めて貰えたら自然と嬉しかった。
「「……」」
急に静かになったなと思って見ると、また固まってる
A「…え、えっと？何？」
女1「ねえ笑顔めっちゃ可愛いじゃん！なんで今まで笑わなかったの！」
女2「ほんとだよ！可愛いのにもったいない！」
次々とみんなから褒められて軽くパニックになってたら、先生が来て新しく指示が飛んだ
私はびっくりして固まってたら
ポンポンと頭に乗る手
北斗「よかったな」
A「うん。ありがとう」
そう言って北斗の方をむくと
北斗「…/////」
顔を真っ赤にしてそらされたから
A「北斗、照れてる？」
からかってみたら
北斗「可愛すぎるのが悪い」
って言われて反撃された
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作者名：Neo音 | 作成日時：2021年6月23日 22時
