Messiah /K.Nozomu

Messiah#8 ページ8

望｢急に呼び出してごめんな｣







ここは屋上階段には野次がいる。
声が聞こえとるからバレへん訳がない






｢……大丈夫｣



望｢っ?! あ、ぇお、おん｣


｢はぁ…｣








ほんまは大丈夫とか言いたくない


あの人は余計なお世話って言葉知らへんの？








望｢学校前よりも良くなってた？｣


｢あれ、小瀧先輩やったんですか…？｣


望｢せやで! 少しでもAちゃんのためになればっ！思って｣







｢何がしたいん……余計なお世話 もう２度と来ないで何にもしないでっ!!



関わらんといて……｣









屋上のドアを開け踊り場でコソコソしてた輩をはいのけ階段をおりた









ﾄﾞﾝｯ




女｢ごっめーん やっぱ我慢出来ひん あんた何してんの？うちの望先輩取らんでくれへん？｣


女2｢せやで、あんたなんか望先輩と話せる権利なんかあらへんのに笑


ウチらに感謝しぃーや？笑｣





ﾊﾞｼｬｰｯ






女｢あーぁ、泥水だらけやでー？笑これじゃ望先輩に会おうも会えへんな？笑｣








何やってんだ…







『いつでもええから頼ってな 待っとくで』







｢っ………、たｯ……｣



女｢あ？何｣




｢たす、っ、、けて！……｣







来るはずのないメシアを待っている




泥水をかぶった私にはメシアなんているのだろうか







望｢やっと言ってくれた…待ってやんやろ？









メシア｣






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