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「始まっちゃいましたよ、卒業式」
『せんせーもサボりですね』
「生徒がいるのに、図書室は空けれないので」
『じゃあ、私がずっとここにいたらせんせー迷惑ですね』
「ですね」
とかいうせんせーも、私を無理に追い出す気は無いようで。
私の隣に並んで、一緒に本探しを始めた。
「これ、読みましたか？」
『読んでないです』
「人生で1度は読むべきだと思います」
『ほんまですか？』
「ほんまです」
どうぞ、とせんせーが渡してくれた本をパラパラとめくる。
けれども、内容が難しくてさっぱり分からず、
私はすぐに本を閉じた。
「先生も、最近やっと読めるようになったんですよ」
その発言に、なんだか距離感を覚えた。
“教師”と“生徒”
決して結ばれてはいけない関係。
そもそも、恋心を持つことすらタブーなのかもしれない関係。
あぁ、
せんせーは、酷いなぁ
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雪見ユキバ(プロフ) - 軽率に泣きました。このような素晴らしい作品にこんなコメントを付けるのもあれですが、もう泣きすぎて海になりそうです。この素晴らしい作品を作ってくれてありがとうございます。 (2019年11月30日 18時) (
レス) id: 29b8aaca97 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおかみるくてぃー(プロフ) - 読んでいただけて嬉しいです！先生は生徒に、どう気持ちを現せばいいのか、生徒は先生に、どう伝えればいいのか...この話を書くのは大変でしたが、そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございますm(*_ _)m (2019年11月28日 17時) (レス) id: 389f5cfc26 (このIDを非表示/違反報告)
ティラミルク(プロフ) - 先生と、生徒。よくあるシチュエーションかと思いきや、いい意味でかなり裏切られました。繊細な気持ちが綺麗で、スッと心に入ってきて、泣きそうになりました。失恋を美しく描けるのが羨ましいです。素敵な作品でした。 (2019年11月28日 16時) (レス) id: 9b0bde0b73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぴおかみるくてぃー | 作成日時：2019年7月3日 21時
