シェアハウス物語17

Sunny Side【S.S.】 ページ6

N.K.side

健「おはよー」

聡「けんてぃーおはよう」

今日は、久しぶりの一日オフ

久々の一日オフにテンションが上がって昨日は夜中までマンガを読んだりしていて

朝起きたら、もう10時をまわっていた



聡「朝ごはんどうぞ。俺、勝利起こしてくるね」

健「勝利？まだ寝てるの？」

聡「うん、今日出かける約束してるのに！」

「朝ごはんゆっくり食べてねー」と俺に言って、聡ちゃんはパタパタと2階へ行った



今日は何しようかなー


菊池が一日仕事で、勝利と聡ちゃんが出かけるなら、この家にはマリウスと俺のふたりか

俺は、溜まってるアンケートを書かなきゃ…


アンケートを頑張って夕方までには終わらせて、そこからマリウスと一緒に映画でも観ようかな…


今日のスケジュールを頭で組み立てながら、朝食を食べてコーヒーを飲んで


健「…あれ？勝利は？」

コーヒーが飲み終わる頃、聡ちゃんだけがリビングにやってきた



聡「勝利、熱あるみたいで…」

健「え？熱？」


マジか、熱出しちゃったんだ

急に寒くなってきたし、風邪引いちゃったかな




健「勝利ー、大丈夫か」

勝「けんてぃー…」

聡ちゃんと一緒に勝利の部屋へ行くと、思った以上にぐったりしていた


熱を測ると、38.0℃

なかなか熱あるな…




健「痛いところとか、気持ち悪いとかある？」

勝「頭痛い、かな…」

健「気持ち悪かったりしない？」

勝「それは大丈夫」

顔は赤くてしんどそうだけど、受け答えはしっかりしてるし


聡「勝利、大丈夫…？」

勝「大丈夫だよ、ただの風邪だから。また出かけような」

聡「うん！」

聡ちゃんに心配かけまいと、声をかけてあげる余裕もあるみたい



健「今日一日ゆっくり休んだら良くなるよ」

勝「うん」

まぁきっと、ただの風邪だろう

ゆっくり寝れば熱もすぐに下がるだろう




この時は、そう信じて疑わなかった

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