シェアハウス物語17

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N.K.side

マネ「あぁ、よかった。健人いたんだ」

健「えっ大丈夫！？」

菊池が仕事に行ってから、大丈夫かなと心配で仕方なかった

昼過ぎにインターホンが鳴って慌てて玄関のドアを開けたら、マネージャーに支えられて何とか立っている菊池の姿


風「はぁ、はぁ、っ、」

マネ「とりあえず、中まで連れていくわ」

健「あぁうん。ありがと…。
リビングのソファーに座らせてあげて」


顔色もかなり悪いし…

めっちゃ悪化してない…？



レコーディング中は体調悪い素振りを見せることなく頑張っていたけれど、終わった途端にしゃがみこんじゃって

ぐったりの菊池を車椅子で運んで、そのまま病院へ

腸炎だったみたいで、点滴をしてもらったらしい




マネ「2、3日で良くなるだろうって。これ薬ね」

健「ほんとにありがとね」

マネ「じゃ、俺帰るな。風磨ー、お疲れ様」

風「ん…。お疲れ」

点滴が効いて、このまま落ち着いてくれるといいけど…

まぁあとは、菊池の回復力にかけるしかないかな




健「まだ熱も高そうだね…。
お腹の調子が平気なら、冷えピタ貼る？ちょっとは熱も下がるかもよ」

風「ん…。貼りたい…」

健「うん分かった。持ってくるね」


よかった、冷えピタは貼れそうなんだ

明け方は熱がかなり高いのにお腹の調子が悪くて冷やせなくて、かなりしんどそうだったから



風「ふぅ…」

健「気持ちいい？」

冷やしたらちょっとは楽になったみたいで、表情が和らいだ

このまま楽になってくれるといいなって願うばかり




健「レコーディングお疲れ様。とりあえず3日分はマネージャーが休みくれたから、ゆっくり休もうな」

風「ん…」

健「寝ていいよ。おやすみ」

あっという間に眠ってしまった菊池に、ブランケットをかける


昨日の夜から一睡も出来なかったもんな

そりゃ疲れてるよね



熱はまだ高いからしんどいとは思うけど、気持ちよさそうにぐっすりと眠っていて、俺もホッとした









【追い込み過ぎ注意 完】

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