シェアハウス物語16

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N.K.side

健「ただいまー」

今日の仕事も、無事に終了！
よく頑張ったー！！

聡ちゃんは元気になったかな？



健「ん？」

玄関の片隅に見慣れない靴が置いてあって、ふと目についた

…誰かが新しく買ったのかな

でも、こんな靴履くやつ、メンバーにいない気が…



「あっ健人くん！お疲れ様です！」

健「えっ岸！？」

岸「お邪魔してます！」

玄関に出迎えてくれたのは、なぜかキンプリの岸


えっなんで！？遊びにきたのか？

でも、今聡ちゃん体調崩しちゃってるけど…




岸「勝利から聞いてませんか？」

健「えっいや、何も…？」

岸「実は…」

岸から話を聞いて、もうビックリ

聡ちゃんの胃腸炎がうつっちゃった事にも驚いたけど、勝利が人に助けを求めたってことにもかなり驚いた


ふたりで体調崩して、不安だったのかな




健「勝利、ただいま」

勝「…あっ、おかえり」

健「大変だったな」

リビングへ行くと、勝利はぼんやりとソファーに座っていて、聡ちゃんはぐっすりと和室で寝ていた

和室の布団も岸が敷いてくれたらしい




勝「岸がお粥まで作ってくれて」

健「そっか。岸、ほんとにありがとな」

岸「いえ！全然大丈夫っす！」

ほんと、名前の通り優しくていいやつだ



岸「じゃあ、俺はそろそろ…」

健「えっ、泊まっていきなよ」

岸「いいんすか…？じゃあ、お願いします」

看病だけしてもらって、はいさようなら、じゃ流石にかわいそうだから泊まっていってもらうことにした



聡ちゃんもだいぶ落ち着いたみたいだし、勝利も少しお腹が痛いだけで吐き気は落ち着いたって

明日一日ゆっくり休んだら、ふたりとも治りそうだな



.



岸「じゃあ、お邪魔しました！」

聡「ほんとに、ありがとうございました」

勝「また飯行こうな」



翌日、菊池が作った朝食を食べて岸は帰っていった

また今度は、みんなが元気な時に遊びに来てもらいたいな






【救世主はプリンス 完】

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