5話 ページ7
パリン、と音がしてゆっくり目を開く。
今日のステージはホワイトサンド精神病院……えっ、ホワイトサンド精神病院？！？！？！
最近出たばかりの新マップで、私は当たった事が無かった。
つまり、今回が初めて→場所把握してない→もはやサバイバー見つけられない＝完全敗北確定
『嫌ぁぁぁ！！何でこのタイミング？！ねぇ、頑張ろうって意志固めた瞬間にこれ？！酷くない？？』
…探そう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
『ここ何処だろう…』
もう無理です、最早サバイバーが見つかりません。
そうしてとぼとぼと歩いていると
「お…っと、来たなA！ほら、俺を捕まえてみろ！」
『あ、いた！！ナワーブくん、絶対吊るす！』
運良くナワーブくんと鉢合わせした私は、長い廊下を走り始めた。
ぐんぐん距離が縮まっていく。今日は少し調子いいかも！これなら1発当てられる…！
『まずは1発！！』
そうして武器を振り上げた瞬間
通りかかった部屋で、ピアノの旋律が聞こえた
その音が耳に入った瞬間、呪いにかかったようにぴたりと私の体が動かなくなる。
「……？A？」
痛みが来ない事を不思議に思ったのか、振り返ったナワーブくんが戸惑った様な声で話しかけてくる。
せっかく目の前にサバイバーがいるのに、攻撃出来るのに…私はそれどころじゃなかった。
ばっと、その旋律のする部屋に駆け込む
冷や汗が止まらない、その旋律を…曲を聞くだけで頭痛がして…
「おい、A！？どうしちまったんだよ！」
「どうしたの？！ナワーブ！…ってA？」
ナワーブの声で、何事かと思ったサバイバーが部屋にやって来たらしい。
でももう、その姿さえちゃんと認識出来ないくらい目の前ぐらぐらぐわんぐわんして
『どうして……この曲が………』
あぁ、駄目。だめこんな姿は、誰にも見せたくない。
ごめん、いつもの弄られ最弱ハンターでいれなくてごめんね。
『やだ、やだ、こんな、私……みないで………』
_ハンターが投降しました。
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梨々華(プロフ) - ナ子さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉(無事昇天) (2019年3月28日 23時) (
レス) id: 7e65e4ae7c (このIDを非表示/違反報告)
ナ子 - え、なに、展開がすごく気になるんですけど…。（死にかけ） (2019年3月27日 9時) (レス) id: 848e96a0c3 (このIDを非表示/違反報告)
梨々華(プロフ) - 猫夜桜((シラキさん» ありがたきお言葉ありがとうございまぁぁぁぁぁぁす！！！！これからの展開にご期待くださァァ(うるさい) (2019年3月14日 19時) (レス) id: 7e65e4ae7c (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - うおあぁああ！？展開がァアァ！Fooooooo！！！この小説すっごい好きです！これからも頑張ってください！！ (2019年3月14日 3時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
梨々華(プロフ) - カレンダー(2017/10)やばさん» おぁぁぁぁ...嬉しいお言葉ありがとうございます！これからもシリアス投下して行きたいと思います笑 (2019年3月9日 13時) (レス) id: 7e65e4ae7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨々華 | 作成日時：2019年2月16日 16時
