25話 ページ28
「…女子会をしましょう。」
唐突にマーサが放った一言で、食堂に集っていた女性陣は反応した。
「あら良いわね」や「やってみたい！」などの声がぱらぱらと聞こえ始める。
勿論Aも、例外ではなくマーサが出した提案に乗り気であった。
「じゃあ、今から食堂は女性貸切！男性は立ち入り厳禁よ！」
「マジかよ…」
文句を零す者も居たが、割と素直に男性サバイバー、ハンター共に食堂を出ていった。
「まず、女子会って何をするものなの？」
「私もやった事ないから分からないなの…」
ヴィオレッタやエマは、小首を傾げて他の女性陣に問い掛ける。
分からないのも無理はない。この中には女子会など縁もゆかりも無かった人が沢山いるのだから。
「女子会って言うのは、皆でお菓子を食べたり話したりする女子限定のイベントよ！」
そうマーサが高らかに説明している間に、Aは『テーブルの準備だけなら出来る！』とテーブルクロスをひき、
ウィラが「良い洋菓子があるわ」と洋菓子をテーブルに並べ
美智子が「和菓子もあるんよ」と同じように和菓子を並べる。
仕上げに、エミリーとマルガレータが人数分のカップと紅茶を準備すると、食堂はあっという間に女子会の会場へと変わった。
「それで、話って何時も話してるような事でいいの？」
「違うわ、勿論……恋バナよ！！！」
トレイシーの問いに、マーサが最高に生き生きとした表情で答える。瞬間に誰か1人は必ず色恋の話を吐かされる、とその場にいた女性全員が察した。
「じゃあ誰から聞こうかしらね…」
「私、実は最初から決めていたのよ」
そうマーサが言い放った時、A以外はもうその人物が誰なのか察しがついた。
全く察さないAは、1人紅茶を啜っている。
「A、最近ジョゼフさん…それとイソップくんとどうなのよ！」
『…えっ？』
やはりそんな人はこのような場で、格好の的になるのである。
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梨々華(プロフ) - ナ子さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉(無事昇天) (2019年3月28日 23時) (
レス) id: 7e65e4ae7c (このIDを非表示/違反報告)
ナ子 - え、なに、展開がすごく気になるんですけど…。（死にかけ） (2019年3月27日 9時) (レス) id: 848e96a0c3 (このIDを非表示/違反報告)
梨々華(プロフ) - 猫夜桜((シラキさん» ありがたきお言葉ありがとうございまぁぁぁぁぁぁす！！！！これからの展開にご期待くださァァ(うるさい) (2019年3月14日 19時) (レス) id: 7e65e4ae7c (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - うおあぁああ！？展開がァアァ！Fooooooo！！！この小説すっごい好きです！これからも頑張ってください！！ (2019年3月14日 3時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
梨々華(プロフ) - カレンダー(2017/10)やばさん» おぁぁぁぁ...嬉しいお言葉ありがとうございます！これからもシリアス投下して行きたいと思います笑 (2019年3月9日 13時) (レス) id: 7e65e4ae7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨々華 | 作成日時：2019年2月16日 16時
