雪のように、儚い君を。~3~

お強請り ページ6

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仕事終わり、今日は割と早い時間に終わって早々に帰宅。


(着信音♪)

「…ん？？誰だろ。」


家に入ってすぐにスマホからLINEの着信音が鳴って、画面を見ると''めめ''の文字。


「もしもし？めめ、どしたー？」

目「あ、A今大丈夫？」

「うん、今ちょうど家ついたところ。」

目「もう今日終わってるんだ。じゃあ、ちょうどいいや、19時に俺ん家来ない？」


突然のめめからの誘いに戸惑う私。
あの記事が出てから、私は外を1人で歩く時すらかなり周囲を警戒するようになった。

メンバーとはいえ、めめの家に一人で行くとなるとまた怪しまれたり撮られたりしたら…と不安になる。

現在18時。何も予定は無いし、めめの家まで遠くないからすぐに行けてしまう。


「行きたいのはやまやまだけど、、」

目「俺ん家来たら、また撮られるかもって気にしてる？」

「うん。2回目はもうありえないから…。」

目「そう言うと思って、Aの家にお迎えに行ってもらうことになってます。」

「お迎え？？誰が？」

目「それは、誰が来るかお楽しみに。笑」


どうやら、私がひとりでめめの家に行くと、また交際を疑われる為、メンバー複数人で会うという状況にすれば大丈夫だろうと、めめなりに考えてくれたみたい。


目「前にドラマ終わったら、お疲れ様会しよって言ってたの覚えてる？」

「もちろん覚えてますよ。私がご飯作るって約束してたよね。」

目「そうそう、だからさ？そろそろ2人とも落ち着いたし、手料理振舞ってよ〜」


普段人に甘えたり、何かを強請ったりするタイプじゃないめめからそう言われると、なんでもやってあげたくなってしまう。めめには、人をそうさせる力があると思う。
だから、他のメンバーもみんな、めめには甘々。


「めめに言われたら仕方ないな〜(笑)」

「っしゃ。決まりね。じゃ、19時に迎えに行ってもらうから！」


そう言われるや否や、電話が切れた。
何作ろうかな〜って私もワクワクしてきた。

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