雪のように、儚い君を。~2~

差し入れ ページ42

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めめが主演のトリリオンゲームの現場に、メンバー全員が差し入れをしていくことになった


「みんな何差し入れするんだろ〜。」


ふっかさんとか康二くんは、もう差し入れしてるみたいで
カフェカーとかおしゃれな差し入れしてる。

何差し入れしようか考えながら、メイクしてもらって楽屋に戻るとおしゃれな差し入れを済ませた康二くんがいた


「康二くん、おっしゃれな差し入れだったねぇ」

向「あ、トリリオンのやつ？？せやろ？！俺コーヒー好きやん？だからカフェのキッチンカーにしてん。」

「うん。康二くんらしい〜。とっても素敵」

向「ほんま？！えぇ嬉しい。なんか褒められすぎて照れてもうた、、笑」


褒められて、大喜びでブンブンしっぽ振ってるワンちゃんみたいな康二くん。そしたら、急になんか照れくさそうにしてモジモジし始めて、ほんと面白い。


「ねーねー。一緒に私の差し入れも決めよー」


と隣に座ると、ピッタリ私の横にくっついて座る康二くん。


「近くない？」

向「たまにはええやん〜ほかのメンバーも今メイク行ったり寝てたりしてるし誰にも邪魔されへんし〜」

「確かに(笑)康二くんいつも怒られたり邪魔されて剥がされたりしてるもんね」

向「せやで？Aちゃん俺んとこ来てくれへんしさ〜？いっつも阿部ちゃんとかふっかさんとこやん」

「そうかなぁ？そんなつもり無かったから、拗ねないで。結構、康二くんのこと頼りにしてるよ、私」


康二くんは私より年上だし、周りを見て空気を読んで、ちゃんと何かあったら飛んできてくれる。
ほんとに優しいしあったかい人だ。


「康二くん、ほんと頼りにしてるよ？いつも見守ってくれて優しくて、その明るさにもたくさん助けられてる。ありがとねーーー！！」

そう言って頭をわしゃわしゃ撫でると、「セットしたのに取れるやろー！！」と言いながらも嬉しそうな康二くんに、思わず笑ってしまった。


向「ほら、俺が一緒にセンスある差し入れ決めたるやんっ！」

「ありがと！決めよ決めよー！」

向「お礼は、俺と1日デートでええで？」

「考えとくねー」

向「その返事、行かんやつーー！！」


ほんと、康二くんといるとやな事忘れて明るく居れるなぁ。ほんっと、感謝だ。

デート、ちゃんとしてあげないとだな。笑

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