雪のように、儚い君を。~2~

第一話 ページ37

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予定通り21時過ぎにドラマ撮影が終わり、今日の22時からのドラマ初回放送には間に合いそうだった。

家までの車内で、スマホを確認するとグループLINEからありえない数の通知が来ていた。


「暇なのかこの人たちは…」


ボソッと呟くと、運転してるマネージャーさんが笑ってる

LINEを確認すると、みんな今日のドラマ楽しみにしてくれてるみたいだった。
さっくんと康二くんと舘さんは一緒に集まった見てくれるらしい。「みんなありがとね。」と返事を入れた。


ﾋﾟｺﾝｯ


その直後に通知がなり、確認すると翔太からのLINE


渡「お前今どこ？」

「帰ってる途中だけど」

渡「お前ん家行っていい？」

「え？今から？なんで」

渡「え、やなの？」



いやいやいや、やなの？じゃないのよ。
嫌では無いけど！なんでか聞いてんのよ。

と心の中で色々突っ込んだけど、翔太に送ったら拗ねそうだから、何も言わずにOKの返事をいれた。


渡「んじゃ、お前ん家の近くで待ってるから。一緒に見るぞドラマ。」


私と一緒に見たいから、わざわざ私の家まで来てくれるんだ。優しいのよね、翔太は。


嬉しい気持ちとは裏腹に、2人きりの状態でドラマの1話をみるのはかなり恥ずかしい。

…緊張してきた。

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