雪のように、儚い君を。~2~

幕開け ページ15

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岩「ドームツアー初日、死ぬほど楽しむぞ？行くぞ！」

全員「うぇぇぇい！」


本番直前、10人で円陣を組み気合いを入れ直す。
いよいよ、初のドームツアーが始まる。

10人並んでスタンバイして、お互い隣同士グータッチしたりハグしたり、みんなで気持ちを高めあってる。

既に泣きそうになるのをぐっと堪える。


阿「もう泣きそうじゃんっ！楽しもうね？？」

「まだ泣くとこじゃないのに、なんかきちゃった。」

阿「おいでっ」


そういうと、満面の笑みで両手を広げる阿部くん。
いつもなら恥ずかしくなっていけないけど、今日は気持ちが高ぶってるからなのか、勝手に身体が動いてた。


阿「おぉっ、珍しいじゃんか。来るんだ。」

「恥ずかしくなるから言わないでくれる？」

阿「あははっ、よしよし楽しもうね！」


笑いながら背中をトントンと叩きあった。
反対隣の翔太とも握手して軽くハグをして、みんなで目を合わせて笑い合う。


あぁ、最高だなぁ。
今誰になんと言われようと
この瞬間世界で一番幸せなのは私だ。

まるで主人公にでもなれたかのような、体が軽くなるようなフワフワした感覚。


そんなワクワクとドキドキを胸に、
Snow Man 初のドームツアー i DO MEが幕を開けた

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