Tatsuya F． ページ16
深澤side
A「ふっかさーん」
また始まったぞ…？
大体暇になると俺の近くに来て、「ふっかさーん」って言うだけの遊びが始まる。
深澤「なーに」
A「ふっかさーーーん」
深澤「だからなーーに」
A「んふふー」
なにやら、満足気だな。笑
Aはきっと俺のこと、お兄ちゃんとかそんな風に見てるんだろうな。
辛くなったり、困ったりすると必ず俺の所に来るんだ。何にも言わないけど、ただ側にくる。
あんまり辛いとか悲しいとか、そういう弱音はたぶん言いたくないんだろうなぁ。
負けず嫌いで、入所したばっかりの頃のこともあったから、ジャニーズの男社会で生き延びるために、強くなるしかなかったんだと思う。
きっと、メンバーはみんなAのそう言う部分を感じてるからこそ、守りたいって気持ちが強くなってる。
そして、それが恋愛感情になってるメンバーも多い。
それぞれ隠してるつもりでいるんだろうけど、見てたらわかる。
俺の気持ち…。
俺は、どうなんだろうなぁ。
ただ、本当に大切な人で。
それだけ、じゃないのかもしれないけど。
今はその答えは出なくていいや。ただ守ることができれば
それで十分すぎるから。
A「ふっかさん？？」
深澤「うぉ！ちか！」
A「うわぁ！急におっきな声出すのやめてよ！どーしたの？ぼーーっとして、深刻な顔しちゃって。」
深澤「んー？そんな怖い顔してた？」
A「してたよ。なんか嫌なことあったの？」
深澤「なに、心配してくれてるの？」
A「そりゃ心配するよ？大事だもん。」
この子は本当に、さらっと言うんだよな〜こういうこと。
そりゃみんな、心持ってかれるよな、、笑
A「今度は何ニヤニヤしてんのー？！」
深澤「あははっ、ごめんごめん。俺もAが大事だよ。」
佐久間「うわ！ふっかがAのこと口説いてるぞ！！」
向井「なんやて？！ふっかさんあかんで抜け駆けは！！」
深澤「そんなつもりねーよ笑」
宮舘「うわ、なんか余裕だな…」
A「そもそも口説かれてないからね？」
阿部「Aちゃん？危ないからこっちおいでー」
A「阿部ちゃんに言われたら行くよねー」
渡辺「…ﾑｽｯ」
目黒「あーあー翔太くんが拗ねちゃったじゃん。」
ラウ「ふっかさん謝って！拗ねてるから！」
渡辺「ふっかが悪い。謝れ。」
(深澤)「なんでだよ！？」
なんでこうなったんだ、？笑
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作者名：まる子。 | 作成日時：2023年3月25日 1時
