雪のように、儚い君を。 (ページ2)

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〇ジャニーズ入所に至るまでの経緯

2007年に父が病で他界。そこからは、母親が女手一つで育ててくれており、家は貧しい。
元々歌が上手く、アイドルやジャニーズに興味があり、どちらかというと女性からの黄色い声援に憧れていた為、自分も男だったらよかったのに…と思いつつ、諦められない日が続く。
恋愛対象は男性だが、女性からモテることも多く、自身もそれが嬉しいと感じることも多かった。
女の子らしいというよりは、クールな印象を持たれることが多いため、周りからはかっこいい女の子と思われていた。

〇ジャニーズ入所
どうしてもジャニーズのアイドルになりたかったAは、男と偽り履歴書をジャニーズ事務所へ送る。
そのまま、男の子だと勘違いされたまま入所し、入所後に周りのJr.にバレ、ジャニーさんの耳に入ることとなる。
だが、歌唱力の高さとアイドルとしての素質を評価していたジャニーさん。

「You、もう手離したくないよ。このまま女の子としてジャニーズでアイドル目指しなさい。頑張れるかい？」

この問いに、間髪入れずにYESと即答し、そのままジャニーズJrとして活動することとなる。

初の女性入所ということもあり、色々と報道され注目を集めた。当初は多くのファンからバッシングもあったが、まだ子供でありそこまで火がつくこともなかった。
だが、ジャニーズは男社会。
彼女を疎ましく思う人間も少なくなく、嫌がらせなどは日常的にあったが、怯まずただ家族のため、そして自分の憧れていたアイドルになる為に必死に努力した。