雪のように、儚い君を。 (ページ8)

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episode2～約束～ページ8

Aside

先生「涼風、遅れてるよ。もっと、こう！」

A「はい！すいません！」

Jrたち「やっぱ女だもんな〜付いてこれるわけなくね？」
「だよな(笑)女のくせになんで入所できたわけ？」
「ジャニーズに男になりすましてまで入るとか、
よっぽど男好きなんじゃね？！笑」

入所してからというもの、周りの先輩や同期入所のJrたちからの陰口が止まらない。
もはや、陰口でもない。丸聞こえだ。
負けたくなくて、絶対に泣きたくなくて、傷ついてる顔したくなくて睨みつけると「おーこわこわ」とケラケラ笑って逃げていく。

ただ頑張りたいだけなのに、アイドルになりたいだけなのに。何にもしてないのになんでこんなに嫌がらせされなきゃならないんだろう…。

段々と心も疲弊して、眠れなかったり食欲のない日が増えてきていた。

？？？「ちっ…あいつが入ってきてから、こんなんばっかだな…うぜぇ…。」