雪のように、儚い君を。 (ページ14)

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Raul．ページ14

ラウールside

楽屋で寝ちゃったAちゃんを心配そうに、めめが見つめてる。時々うなされたり苦しそうな顔してるAちゃんのことが気になって仕方ないみたい。

それはぼくも同じで、めめが近くにいるから離れたところからみてるだけだけど。

Aちゃんは、僕より歳上で少し怖い先輩だと思ってたから、あんまり近づけなかった。
たぶん、Aちゃんはめちゃ人見知りだし、あんまり感情を表に出すタイプじゃなくて、心を許した人以外にはクールで冷たいイメージを持たれてたんじゃないかな。
実際は、全然そんなことなくてさ。むしろ、一人でいることは好きじゃないし、よく笑うんだよね。
にこって笑ったり、たまに声出してあははって笑ったり、めっちゃ可愛いんだよ？！

ちゃんと聞いたことは無いけど、ジャニーズに入所した時
イジメがあったらしいし、きっとちょっと怖い位じゃないと、後輩とか周りのジュニア達に舐められたりするって思ってそうしてたのかもなぁ…。

僕がSnow Manに入るタイミングで、Aちゃんも加入が決定していたらしく、同じグループになってからすぐに仲良くなったし、弟みたいに可愛がってくれるようになった。

でもね、僕は本当は
ちゃんと''男''として見て欲しいんだよね。

きっと、Aちゃんは僕のこと
かわいい弟としかみてないんだろうな。
それに、恋愛に興味なさそうなんだよなぁ〜…。

めめだけじゃなく、僕からみてもAちゃんのこと女の子としてみてるメンバーがほとんどで。
ライバル多すぎ、そして僕不利すぎる…！！！！

そんなことを考えてるうちに、Aちゃんが目を覚ましてて、めめの頭撫でてんの。

ちょいちょいちょい、何2人で甘い空気漂わせてんの？！
阻止しなきゃ…！！めめだけ先には行かせない！

すぐさまAちゃんとめめの間に割り込んで、僕も頭を撫でてもらっちゃった。
めめ、完全に怒ってたけど笑ごめんね、めめ笑

深澤(ラウールの目が怖ぇ、、殺気すげぇ、、)
岩本(いいなぁ目黒…。俺もされてぇ〜。)