日常-�� ページ4
あ…腰痛い。
「ん……」
私、寝ちゃったんだ。
屋上の片隅。日陰になってて寒いはずなのに。
Aの上には学ランがかけられていた。
誰の。
っていうか、みんなはどこ。
辺りを見回しても誰もいない。
置いてけぼりかよ、私。
学ランを持って立ち上がり、屋上から出る。
♪〜♪〜♪〜
吹奏楽部だ。
相変わらず下手くそ。
すこし気になる。
吹奏楽部。
チラッと部室を覗く。
なんだか懐かしい。
練習は嫌いだったけど、楽しかったな〜。
木「A」
「蓮！」
木「起きたんだ」
「うん。どこ行ってたの？」
高「自販機に行ってたんだし〜！」
自販機か。
「起こしてくれればいいのに」
木「気持ちよさそうに寝てたから」
安「いびきかいてた」
「……」
歯ぎしりもしてたかな…。
木「大丈夫、してなかったよ」
「くそ安保」
私は横から聞こえる吹奏楽部の音が気になっていた。
あの時、音楽をやめてなければこんなふうにならなかったのかな。
木「気になる？」
蓮が話しかける。
「全然！！」
そんな事言ったけど、きっと蓮は気づいていたんだと思う。
私の顔を見て首をかしげる蓮の顔は少しだけ悲しそうな顔に見えた。
青「いつまで俺の学ラン持ってんだよ」
裕人が私の持ってる学ランを見てつぶやく。
「あ、これ裕人の？
ありがとう」
青「おう」
桑「新世界いこーぜ」
沈黙を破るかのように桑田がそういった。
青「そうだな」
高「新世界だし〜！」
そして、廊下を歩き出した私たち。
私は吹奏楽部の部室をちらっと見た。
木「A、クラリネットまたやりたいの？」
蓮はいろんな人の色んな所を見てる。
「そんなんじゃないよ」
私は嘘をついた。
木「そっか。じゃあ、行こ」
微笑む蓮のあとを付いていく私。
蓮。
私は蓮に嘘をついた。
ほんとは少し気になっていた。
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ぱんだ - シンプルでとても面白いです！続き楽しみにしてます、更新頑張ってください！ (2016年8月13日 1時) (
レス) id: e9ecc48ec6 (このIDを非表示/違反報告)
駿良(プロフ) - 恋愛なんですよね？誰オチですか？ (2016年8月5日 23時) (レス) id: 9b7aa843ba (このIDを非表示/違反報告)
滝原つな(プロフ) - オリジナルフラグを外しましょう。違反作品として消されてしまう恐れがあります。 (2016年8月4日 19時) (レス) id: 3f531b701b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏音 | 作成日時：2016年8月3日 4時
