日常.. ページ3
春の日差し。
こんなのうとうとするよ…。
桑「おーい、A
バトミントンしよーぜ！
「え、だる」
高「だるいとか禁止だし！」
眠いんだよ、私は。
こんなの寝ろって言ってるようなもんでしょ。
とある春の日。
溜まり場である屋上にはキラキラと日差しが差し込む。
桑「はりーあっぷ！！」
高「英語とか使ってんじゃねーし！」
「りょ」
眠さと戦いながら体を起こした私。
眠い。
高「かかってこいだし〜！！」
シュッ
私の打ったシャトルはへにょへにょっ、と地面に落ちた。
桑「何やってんだよ！こっちまで飛ばさないと試合になんね〜だろ！」
いつから試合なんだよ…。
「安保パス。私寝る。」
安「やってやるぜ！」
高「かかってこいだし〜！安保だし〜！」
安「行くぜっ、おっら！！」
安保の打ったシャトルは勢いこそはいいものの方向がてんでダメ。
桑「へたくそかよ！！」
安「わり」
これじゃ、試合よクソもないよ。
ガチャ
屋上のドアが開き誰かが入ってきた。
「裕人」
桑田 「よぉ、青島！」
青「おう」
今日も黒髪を乱すことなどなく、颯爽と屋上に入ってきた裕人。
その後ろを歩く蓮は金髪が光に照らされていてなんだか眩しい。
「今日は教室行くの？」
青「気分次第だな」
「なにそれ」
ふっ、と笑みがこぼれた私たち。
いつまで笑っていられるのだろう。
青「しっかし眠みーな」
そう言いながらあくびをした裕人。
そんな裕人を見ると、昔から変わってないなぁと思う。
裕人は小さい頃からあくびをする時は目がなくなる。
それがたまらなく愛おしいと思ってしまう。
木「行かなくていいの、今日、始業式だよ」
あ、そっか。今日は始業式か。
青「そんなのほっときゃ終わる」
木「そうだね」
そう言って微笑む蓮はいつも裕人の後ろを歩いていた。
決して前に出てくるわけではないけど、なぜか大きな存在感がある。
♪〜♪〜
どこからか聞こえる吹奏楽部の音。
あの日以来私たちは音楽の話などしなくなった。
「へったくそ」
そう誰にも聞こえないようにつぶやいた。
木「そうだね」
蓮は聞こえてたみたいだ。
ふふっと微笑み、私はその音を子守唄にして眠りについた。
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ぱんだ - シンプルでとても面白いです！続き楽しみにしてます、更新頑張ってください！ (2016年8月13日 1時) (
レス) id: e9ecc48ec6 (このIDを非表示/違反報告)
駿良(プロフ) - 恋愛なんですよね？誰オチですか？ (2016年8月5日 23時) (レス) id: 9b7aa843ba (このIDを非表示/違反報告)
滝原つな(プロフ) - オリジナルフラグを外しましょう。違反作品として消されてしまう恐れがあります。 (2016年8月4日 19時) (レス) id: 3f531b701b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏音 | 作成日時：2016年8月3日 4時
