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少ししか開いてなかったせいで中の全体の様子を見るのは難しかった
でもジョンハンさんとルナさんの姿ははっきり見えた
ジョンハンさんはいつものように机の上に座っていてその前にルナさんが立っていた
やっぱり…
ジョンハンさんやっぱりモテるよね、、
知ってたけど、それから目を背けて私は都合のいいように解釈してきただけだったんだ
どんどん自分が恥ずかしくなってきて、覗くのをやめようとしたとき、
ルナさんがだんだんとジョンハンさんに近づいてジョンハンさんの頬に手を添えた
2人の顔の距離がだんだんと近づく
まって、これって、、
私は誰かに掴まれたようにぎゅーと胸が苦しくなって、咄嗟に扉から離れた
私の思い違いかもしれないけど、ルナさんはジョンハンさんにキスをしようとしてた
ルナさんの告白のあとあの距離感ならあの二人は、
付き合ったのかな。
私とジョンハンさんだけの秘密基地じゃなかったの、?
ジョンハンさんが一緒に勉強しようって言ってくれたのも
一緒に買い物に行ったのも
一緒に泣いてくれたのも
優しく包み込んでくれたのも
全部全部私の勘違いだったのかな
最近勉強が疎かになったのも
バイト中ボーッとしてる事が多くなったのも
全部ジョンハンさんのせいなのに
想ってるのは私だけだったんだと思うと、なんだか泣けてきてしまった
俯くとジョンハンさんにあげようとしてた紙袋が目に入る
もう要らないね、
涙が溢れそうになるのを我慢して図書室から離れて行った
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作者名:蘭 | 作成日時:2020年12月25日 23時