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次の日
今日も図書室に行くんだけど、今日は荷物がある
昨日のキーホルダーといちごミルクと小さい紙切れが入った白い小さな紙袋
ジョンハンさんに渡すつもり
ジョンハンさん喜んでくれるといいな、、
もう私は学校に何しに来てんだか…
ジョンハンさんの追っかけとあんまり変わんないよ…
それでもジョンハンさんが待っているだろう所にいつも以上にウキウキしながら行く
図書室の前に着いた時、図書室の中から声が聞こえた
久々にジョシュアさんかドギョムさんが来ているのかなと思ったけど
明らかに女の人の声だ
でもジョンハンさんの声もする
こんなことはしたくないけど、図書室の扉に耳を近づけて中の声を聞いた
待って、この女の人の声どっかで…
.
ルナちゃんだ
女の人の声がルナちゃんだとわかった瞬間聞きたくない言葉が聞こえた
.
”ジョンハンくん、付き合って欲しい”
ジョシュアさんが言ってた言葉、ルナさんがジョンハンさんのことを狙ってるって
あの時は嫉妬も何も感じなかったんだ
感じなかったというよりは分からなかったのかもしれない
だけど、今は、今は、…
その後ジョンハンさんが何か言ってるのはわかったけど、上手く聞こえなかった
私は相手がもしかしたらルナさんじゃないかもしれないという希望をかけて、少し開いた図書室の扉から中を覗いてしまった
そこから歯車が狂うことを知らずに
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作者名:蘭 | 作成日時:2020年12月25日 23時