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次の日
今日はいつもと違ってノートと筆箱を持って図書室に行く
「失礼しま〜す」
JH『はーいしつれーい』
今日は真面目に委員会が使うL字型の机の前に椅子を持ってきて座っている
私も委員会で座る椅子に座る
「教科書だけですか?」
JH『どうせお前持ってくるだろうと思ってたし』
「貸しませんよ?」
JH『えーいケチーー』
とか言いながら私の筆箱を探る
JH『いちごミルクかわいいー』
彼が手にしたのは私のお気に入りのいちごミルクが書いてあるシャーペン
気に入ったのかそれを持って教科書を開いた
JH『これ教えて〜』
かれこれ10分ぐらいでまだ2問しか解けてない
JH『なんでこれ∠abcなんだよ∠adcだろ』
「いやこれは立体形だからこうがこうなってこうなってるんですよ」
ジェスチャーで教えようにも手が2本しかなくて難しい
「ここが辺Aですね?そしたらこっちが辺Bなんです」
JH『なんで?ここが点cだろ?』
「こっちがこうで!こう…」
腕をぐにゅぐにゅしながら教える
彼はそれが面白いのかちょっと笑ってる
こっちは一生懸命教えてるのに
「わかります?」
JH『あ〜そーゆーことね、おっけ!わかった!ちょっと1問やってみる』
JH『あ〜出来た〜』
「おー正解です」
JH『俺数学で唯一ここの範囲わからなくてさ』
「それ以外は出来るんですか?」
JH『一番得意なの数学だから』
「あ、じゃあここ教えて貰えます?」
彼の教科書を借りてペラペラめくる
JH『あ〜点P系ね、これはまずここにジョンハンくんがいます。そしてここにお前がいるとするじゃん?』
.
「なるほど、、わかりやすい」
JH『いや〜これいいなお互い勉強になるし』
「ですね、また明日もよろしくです」
JH『おう。てかその前に敬語やめてよ』
確かにずっとこの人と喋る時敬語だったな
「いやそれは何か出来なくて」
JH『じゃあぼちぼちでいいから、こっちも話しずらいし』
それは嘘だろと思いながら自分自身敬語やめるようにしようと思う
「じゃあまた明日ですね」
JH『おう、また待ってるね〜』
そう言って彼はすぐ教室を出て行った
相変わらず帰宅早いな、、
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作者名:蘭 | 作成日時:2020年12月25日 23時