騙し騙され泣き泣かれ【鬼滅の刃】

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貴方side



「冨岡さん大丈夫ですか？」




姫華と別れてからずっと頭を抑えてる





冨「何だか頭が痛くてな……」





「え、大丈夫なんですか？」





冨「あぁ」





「今日は辞めにしてお医者さんに……」





冨「いや！お前の鮭大根が最優先だ！」





「えー、いいんですか？」






「私の屋敷に着きましたよ……一応薬飲みますか？」





冨「あぁ貰おう」




これがただの頭痛じゃない事をこの時私は気づかなかった





「じゃあすぐ作りますね！居間でゆっくりしていてください」





冨「すまないな」





「もし冨岡さんが頭痛していなくても元々そのつもりでしたから」




冨「感謝する」





「そう言えば……」




冨岡さんから貰った者の確認してないな


料理の途中だからちょっとの我慢だと思いながらも急いで姿見のところに行ってしまう私は馬鹿だな




「綺麗……」




貰ったものは想像以上に綺麗で……


私の雷の呼吸にピッタリだと言いたくなるほど綺麗な黄色と橙色……


中に散りばめられている星は水色でまるで火花が散っているかのようにも見える




「冨岡さん！ありがとうございます！」




冨「急にどうした？」




「簪見ました！とっても綺麗で……素敵で……本当に嬉しいです」




冨「なら良かった」





けど私も馬鹿じゃない……簪を贈る意味くらいしってる


けど冨岡さんは意味を知らずに厚意でくれたんだとおもう


だから私も触れないでおこう

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