騙し騙され泣き泣かれ【鬼滅の刃】

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貴方side




さっきから冨岡さんがソワソワしてる


どうしたんだろ




「冨岡さん見たいものなどありますか？」





冨「いや、無いな」





「では八百屋や魚屋に寄って鮭大根の材料を買いましょうか」





冨「あぁ」






「あ」




綺麗……一言そう思った



そこは簪屋さんで沢山のキラキラとした物が置いていた



私今日髪おろしてるし買おうかな





冨「どうかしたか？」





「いえ、簪を買おうかと思って」





冨「もうある」





「え？私簪持っていませんよ？」





冨岡さんは何を言っているんだろう？


どうゆう意味？冨岡さんは自分はもう持ってるからいらないってこと？


え？冨岡さん簪持ってるの？





冨「頭にゴミがついてるぞ」




「え？何処ですか？」





冨「そこじゃない……取るからじっとしろ」





「すみません……」




なんか髪の毛纏められてない？気の所為？




冨「出来た……」




「？……取れたではなく？」




冨「な、何でもない……」




髪の毛が落ちてこない……頭に違和感……




スッ




ん？何かついてる、冨岡さんがつけてくれたの？


これなんだ？何か取っていいのかな？





冨「と、取るな……」





「えー」





冨「俺と離れてからにしろ……恥ずかしい」





「けど、冨岡さんがくれたんですよね？これ」





冨「あぁ」





「ありがとうございます！」




簪か髪留めかは分からないけど嬉しい


なんだかくすぐったいような気持ちだ

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