31話 ページ32
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私はあれから侑と治と別れて1人でふわりの家へ来ていた。
インターホンに伸ばした手が震えていたけど見ないふりをしてそれを鳴らした。
少し時間が空いて「はい」と優しい声が聞こえてくる。
「あ、Aです。ふわりいますか？」
「あらAちゃん？久しぶりね、折角来てくれたとこ悪いんだけどふわりまだ帰ってきてないのよ」
「うそ、」
「連絡しても繋がらなくてね、てっきりAちゃんや侑君達と遊んでいると思ってたんだけど……」
「そうなんですね、ありがとうございます！じゃあ私はこれで……」
「えぇ、またいつでも遊びに来てね」
「はい！」
どうしよ、１回学校に戻る？……いや、思い当たる場所が一つだけある
お願いだからそこに居てね
「はぁ、はぁ……着いた…」
目的の場所に着くと気づくと日は暮れていて、月が辺りを照らし始めていた。
遊具は滑り台しかなくて、あとはベンチのみ。そんな公園で私とふわりは出会った。
街灯の下にあるベンチに1人腰掛けている子がいる。あぁ、ふわりだ、やっぱりここにいた。
「ふわり、帰ろ」
「…なんでここにいるの」
ふわりは真っ赤な目を丸くしてこちらを見る。
「私がふわりを守るって約束したから、もう覚えてないかな？」
「忘れるわけないやんか、馬鹿、ほんと馬鹿、うちAの事嫌いって、思ってもないこと言ったのに、なんで来たんよ、」
「大好きな親友のこと迎えに行くに決まってるやんか」
「ごめん、ごめんなさい……うち、Aに酷いこと言った、思ってないねん、思ってないんよあんな事、勢い任せに言ってもただけで……」
良かった、私、ふわりに嫌われてなかったんだ。
「うん、分かってる。ごめんな、そんな事言わせるまでふわりの事追い詰めちゃってたんやね」
「なんでAが謝るんよ」
「私馬鹿だからさ、ふわりを傷つけたことにすら気づけへんかったし」
「ごめん、違うねん、うちが逆ギレしてばっかや、」
「…ねぇ覚えてる？あの時のこと」
「あの時？」
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更新遅くてすみません！！！
続く (更新停止中)
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理音(プロフ) - 続き気になります！侑とくっ付くのが待ち遠しいです！笑笑 更新楽しみにしています！ (2022年4月26日 2時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
レ・ツ - めっちゃ面白いです。なんかふわりちゃんも宮兄弟も主人公ちゃんも辛い←これってまさかの四角関係ですか！？更新頑張って下さい！！応援してます！！！ (2020年12月31日 20時) (レス) id: e81c89c559 (このIDを非表示/違反報告)
前髪ちゃん。 - この作品も最高です (2020年10月27日 21時) (レス) id: 65741f5374 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのん(=^ェ^=)
| 作成日時：2020年10月12日 22時
