幼なじみって言葉に逃げた【赤葦京治】

EPISODE.8 ページ8

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いつも通り部活は終わって京治との帰り道



上目遣いの事考えすぎて話が頭に入ってこない



だってどのタイミングで使えばいいの！？





「A？」





「わっ！京治近い！」





顔をあげれば京治の顔が思っていたより近くにあって驚いた



不覚にもきゅんとしてしまった……



だってかっこいいんだもん





「何か悩みでもあるの？」





「んーん、そんな事ないよ」





「嘘、思い詰めてた顔してた」





「ほんとに何でもないから！」





「そう……ならいいけど、なんかあったらすぐ言いなよ？俺たちの仲なんだし」





「分かってるよ」





「心配だなほんと」





「はは、お母さんみたい」





「お母さんって……せめてお父さんでしょ」





「お父さんならいいの？」





「んー、駄目」





マジでどのタイミングで使えばいいの！？



可愛い子は生まれつき特技としてもってるのかな！？



ずるい！そんなのってないよ〜！！





「お腹空いたな」





「もうすぐ家つくから」





「コンビ二寄って行こうよ！」





「家帰ったらご飯あるでしょ」





「えー、でもお腹空いた」





「だーめ、ご飯入らなくなるでしょ」





「ちょっとお菓子買うだけ！ね、駄目？」






「っ、はぁ……しょうがないなぁ」





「やった！やっぱ京治しか勝たん！」





「何それ…今回だけだからね」





「うん！」






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身長差あるから自然と上目遣いになってた事に気づかないA



そしてその上目遣いはしょっちゅうされていて赤葦はその目に弱いこともまた気づいていないのであった

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